同和鉱業（株）は4月1日、本社およびグループ会社の営業部門を再編、統合し、環境リサイクル事業の営業体制を強化する。
現在、廃棄物の収集・運搬を担っているテクノクリーン㈱に、メッキ廃液等から貴金属の回収を行っている（株）リサイクル・システムズ・ジャパン、金銀滓や故銅を調達している東京商事（株）、同社リサイクル事業部の各営業部門を統合し、顧客に廃棄物処理とリサイクルの一元的なサービスを提供できる会社としてテクノクリーンを拡大・強化する。
なお、土壌汚染コンサルティング・調査・浄化事業の営業は、従来どおり同社（ジオテック事業部）にて行う。
テクノクリーンには、現在85名の社員が在職しているが、上記の統合部門に所属する社員に加え、他部門から営業社員を配転するため、新組織は120名超の体制となり、売上高は2003年度見込みの34億円から、来年度は150億円と大幅に増加する見込み。
同社は、2003年4月にスタートした中期経営計画において、環境リサイクル事業の大幅な拡大を目指す方針を打ち出しており、大規模な設備増強を含め、3カ年で約250億円の投資を計画している。
新組織の概要
社名：テクノクリーン株式会社
社長：田中昭
本店所在地：東京都港区新橋5-10-5新橋同和ビル
拠点数：全国15カ所
資本金：30百万円（同和鉱業グループ100%出資）
取扱高(予想)：253億円
売上高(予想)：約150億円
事業内容：廃棄物の収集運搬
リサイクル原料、金属製品、化成品等の仕入販売
公害防止装置等の販売
廃棄物にかかるコンサルティング
