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国交省調べ/特積の総輸送量2.4%減少、12月分トラック輸送情報

2008年03月21日/調査・統計

国土交通省が3月19日に発表した2007年12月分のトラック輸送情報によると、特別積み合わせ貨物は調査対象32社の輸送量が728.3万トンで、前月と比べ総輸送量が約63万トン増加、前月比109.5%(季節調整済み100.2%)となった。前年同月との比較では、約18万トン減少、97.6%の実績となった。
平均稼働日数は23.1日で、前月、前年同月と比べてともに0.5日の減少。稼動1日当たりの輸送量は31万5312トンで、前月と比べ約3万トン増加、前月比111.9%となり、前年同月との比較では、約800トン減少して99.8%の実績となった。
宅配便は、調査対象19社の宅配便貨物取扱個数が3億6103万個で、前月と比べ約8094万個増加、前月比128.9%(季節調整済み92.0%)となり、前年同月との比較では約303万個増加し、100.8%の実績となった。
品目別、地域別輸送状況は、前月と比べると、お歳暮時期の到来による「その他(宅配便・百貨店配送品)」の貨物増の影響などにより、全体としては貨物量が増加した。しかし、工場・生産地からの貨物減、倉庫から出る貨物減により、「金属製品」「機械」「化学工業品」など、貨物量の減少が目立つ品目もみられた。
地域的には「その他(宅配便・百貨店配送品)」が神奈川、関東を中心に全国的に増加した一方で、「金属製品」が東京を除く5大府県で、「機械」が東北、東京、関東、愛知、近畿で、「化学工業品」が東北、東京、大阪、中国でそれぞれ減少した。
前年同月と比べると「その他(宅配便)」には増加がみられたものの、その他の品目で貨物量が減少となった。品目別では、「金属製品」「機械」「化学工業品」「食料工業品」「日用品」で工場・生産地からの貨物減、倉庫から出る貨物減などを要因とする減少回答がみられ、地域的には、東京、大阪、福岡などの大都市圏を中心に、東北、北陸信越、中国などで減少した。
一般貨物は、調査対象1067のうち814社が回答し、その輸送量は前月比101.0%、前年同月比101.4%となった。

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