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国交省調べ/特積み貨物前年同月比2.0%減、6月分トラック輸送情報

2007年09月21日/調査・統計

国土交通省が9月20日に発表した、平成19年6月分のトラック輸送情報によると、特別積合せ貨物は調査対象32社の輸送量が614万17トンで、前月と比べ総輸送量が約23万トン増加、前月比4.0%増(季節調整済み2.3%減)となった。前年同月との比較では、約12万トン減少し2.0%減。

平均稼働日数は25.0日で、前月と比べ1.6日の増加、前年同月と比べ0.3日減少した。稼動1日当たりの輸送量は、24万5841トンで、前月と比べ約7000トン減少、前月比2.7%減となり、前年同月との比較でも約2000トン減少、前年同月比0.8%減となった。

宅配便は、調査対象19社の宅配便貨物の取り扱い個数が2億4715万個で、前月と比べ約1808万個増加、前月比7.9%増(季節調整済み1.1%減)。前年同月との比較では、約1072万個増加、4.5%増の実績。

品目別、地域別輸送状況は、前月と比べると平均稼働日数が増加したのに伴い、貨物量も増加。品目別ではすべての品目で増加回答がみられた。

増加要因としては、主に工場・生産地からの貨物増、倉庫から出る貨物増で、「食料工業品」「その他(宅配便・百貨店配送品)」では季節的需要による増加もみられた。地域的には「農水産品」が東北、中国で、「繊維工業品」が関東、中国で、「金属製品」「化学工業品」「食料工業品」「日用品」はほぼ全国的に増加した。

前年同月と比べると、貨物量は5月に4か月振りに増加に転じたものの、6月は再び減少に転じた。「機械」のように一部増加がみられた品目もあるが、「金属製品」「化学工業品」「食料工業品」「日用品」で主に工場・生産地からの貨物減、倉庫から出る貨物減を要因とする減少回答が多かった。

地域的には、「金属製品」が関東地方、北陸信越、愛知、大阪で、「化学工業品」が神奈川、関東で、「食料工業品」が愛知で、「日用品」が関東地方、九州を中心にそれぞれ減少した。

一般貨物トラック事業者では、調査対象1072社のうち820社が回答。輸送量は前月比6.7%増、前年同月比1.0%増だった。

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