出光興産(株)と(株)ジャパンエナジーは、中京地区における両社製油所の連携強化に向けて、具体的な検討を開始した。
中京地区における両社製油所は、近隣関係にあることから、従来より両社共同出資の伊勢湾シーバース(株)を通じて、原油受入設備を共有化しているが、将来の石油製品需要構造の変化では両製油所間の連携強化が不可欠と判断し、製品・半製品の融通拡大、遊休製品タンクなどの有効利用と定期修理時の相互協力等について、検討を行う。
今後、具体的検討のための委員会を設けるとともに、両社の競争力強化につながる案件は中京地区に限定することなく検討していく。
中京地区の両社製油所の概要
出光興産(株)愛知製油所
所在地:愛知県知多市南浜町11
所長:新村和利
敷地面積:約207万㎡(63万坪)
操業開始時期:1975年10月
原油処理能力:16万バレル/日
主要生産品目:石油製品、石油化学製品(アクリル酸)
貯油能力:[原油]約190万kl、[製品]約110万kl
従業員数:340名(2007年3月末)
(株)ジャパンエナジー知多製油所
所在地:愛知県知多市北浜町25
所長:松岡純司
敷地面積:約130万㎡(39万坪)
操業開始時期:1973年10月
原油処理能力:なし(2001年6月に原油処理を休止)
主要生産品目:石油化学製品(パラキシレン・シクロヘキサン)、石油製品
貯油能力:[原油]約180万kl、[製品]約100万kl
従業員数:110名(2007年3月末)