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新日本石油/和歌山石油精製の事業再構築

2004年03月28日/未分類

新日本石油(株)の連結子会社である和歌山石油精製(株)は、構造改善計画が決定した。

同社は、和歌石に対する債権約156億円(貸付債権約123億円・売掛債権約33億円)を放棄する。

和歌石は、減損会計の早期適用により、305億円程度の減損損失を本年3月期決算に計上する。

和歌石は、現在の資本金120億円を1億2,000万円に無償で減少させる(これに併せて発行済株式について、100株を1株に併合する)。

同社は、56億円の第三者割当増資新株式(普通株式)を引き受け、東京三菱銀行および三菱信託銀行は、両行合計で30億円の優先株式を引き受ける。

この結果、和歌石の資本金は44億2,000万円、同社の議決権比率は98.9%となる。

従来、和歌石は、富士興産(株)向けの潤滑油製造・販売を主たる事業としていたが、同社が富士興産(株)の潤滑油事業における営業を譲り受けることにより、4月1日以降、同社は、和歌石を当社グループの潤滑油製造・配送基地として活用していく。

これにより、売上高の増加及び収益力の改善を図り、また、借入金の圧縮による金利負担の軽減により、今後10年間の平均で6億円の経常利益を見込む。

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