ヒット（株）は、台湾ユニテック社が、IBM(R)の組み込みミドルウェア「WebSphere(R)Everyplace(R)SuiteEmbeddedEdition」を搭載して開発した企業向け無線ハンディターミナル「PA960WebSphereClientDevice（愛称：Cindy）」の国内販売を開始した。
POSレジ周辺に有線接続されていたバーコードの読取装置は、棚卸作業や入出庫の検品作業、飲食店の接客現場などでの利用ニーズが高まり、無線対応と軽量化が進み、インターネット対応も急速に進み、基幹システムへのハンディターミナルの接続が可能になったため、小売や流通だけでなく、倉庫管理、公共機関、医療、金融などの分野で大きく成長している。
Cindyは、PA960シリーズに、ユニテックが、組み込みLinuxの「MontaVistaLinuxPro3.0」を搭載して開発した新製品。
さまざまな情報端末向けの組み込み型ミドルウェアに、コンテンツ開発ツールやカスタマイゼーション・サービス、サーバー統合機能を備えたJavaTMベースの組み込みミドルウェアであるWebSphereEveryplaceを中核に、モバイル・デバイス用統合ソフトウェア環境「Qtopia」、モバイル用ブラウザー「Opera」などを搭載している。
ユニテックは、お客様志向の製品開発戦略の一環として、エンタープライズ・アプリケーションとモバイル機器の統合を志向している。
Cindyは、JavaベースのWebSphereEveryplaceやLinuxを採用することで、基幹システムとの連携を強化したことが最大の特徴で、ますます複雑化する企業向けモバイル機器で「e-ビジネス・オンデマンド」を実現できるように、アプリケーション環境を大幅に強化している。
