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YRPユビキタス・ネットワーキング研究所/日中・日韓でユビキタスID関連での協力事業合意

2004年04月22日/未分類

YRPユビキタス・ネットワーキング研究所とユビキタスIDセンターは、中国科学院計算技術研究所および韓国RFID協会との間でユビキタス・ネットワーク技術に関する共同研究を含む包括的合意に達した。

中国、韓国を含む多くの国々の関係する機関とユビキタス・ネットワーク技術に関する相互協力関係作りを積極的に行っており、このたびの合意となったもので、同様の合意についてはすでにシンガポールとTEADEC(T-Engineアプリケーション開発センター)の設立を行っており、アジアでの合意形成に拍車がかかるものと見られている。

合意の内容
中国科学院計算技術研究所とは、
・T-Engine技術、ユビキタス技術を中国に導入しさらに開発するために、共同で「中国科学院計算技術研究所TRONユビキタス技術オープンプラットフォーム研究室」という組織を設立する。
・その組織を中心に、オープンなT-Engine技術、ユビキタス技術のトランスファー、ローカライズを行い、また中国ユビキタスIDセンターの設立を前提としてのユビキタスIDセンター技術の共同研究開発を行う。
・双方の意向として、今年中に中国にユビキタスIDセンターを作り、実証実験を開始する。という合意について坂村健(東京大学大学院教授、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長、T-Engineフォーラム会長、ユビタスIDセンター代表)が訪中し4月23日に調印の予定です。

韓国RFID協会とは、
・3月17日に韓国RFID協会より30人規模の代表団がユビキタス・ネットワーク研究所を訪問し、2月の訪韓時の韓国RFID協会幹部との合意に基づき、「RFID国際協力に関する業務提携覚書」を交わした。
・内容的には「日本ならびに韓国のUbiquitousComputing及びRFID産業技術発展に向けて相互協力を図るべく以下の業務提携を締結」ということで、相互情報提供、交流活性化、共同の国際フォーラム開催、国際活動への共同協力という包括的な合意となっている。
・また中国と同様、双方の意向として、今年中に韓国にユビキタスIDセンターを作り、実証実験を開始する。というものです。

すでに、ユビキタスIDセンターで開発した固体識別のための識別番号を読み情報やサービスの呼び出しを可能にする、標準携帯端末――ユビキタス・コミュニケータについて、中国語化、韓国語化を行っており、写真のように両国語での情報やサービスの呼び出しに成功している。

両国でユビキタスIDセンターが設立され、相互運用が可能になれば、中国や韓国の製品から日本で情報を読み出したり、日本の製品から中国や韓国でサービスを呼び出して利用したりするということが将来的に可能になり、ビジネス的にも大きな意味があると考えられる。

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