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YRPユビキタス・ネットワーキング研究所/世界最小10mm角のアクティブタグ開発

2007年06月01日/IT・機器

YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は5月31日、ウルトラワイドバンド(UWB)通信方式による、送受信機能を実現した世界最小の双方向通信可能なアクティブタグ「UWB アクティブタグII」の開発に成功した、と発表した。

UWBアクティブタグIIは、超低電力・高精度測位・高速伝送を特長とする次世代無線方式UWB送信回路に加え、受信回路を(株)日立製作所中央研究所の半導体設計技術によりCMOS LSIで実装し、マイコン、無線部、アンテナ込みで10mm角のサイコロ状に収めることができた。

10mm角で送受信可能なUWBアクティブタグは世界初で、このLSIを利用した基地局は25mm×70mm×5mm と大幅な小型化を実現した。

UWBアクティブタグIIはインパルス型UWB方式を採用し、基地局3台、基準局を配置することにより、実環境で30cmの高精度測位を実現することができるという。また、超低消費電力(3ナノワット/bps)、1000ノード多重、日米欧法制化対応の帯域幅切替機能などセンサーネットワーク応用に有効な特長を備える。

これにより、既存の無線方式では実現されなかった高機能なシステム運用が可能となり、「例えばメインテナンスフリーの自動在庫管理システム、高精度な位置トレースなど、様々な新規応用の創生が可能となる」としている。

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