LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

商船三井/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月16日/未分類

(株)商船三井の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

当期の世界経済は、米国の景気回復が続いたほか、中国を始めとするアジア主要国の経済も堅調に推移、欧州経済も下期より回復に向かう動きとなり、わが国の景気も、好調な輸出と設備投資に支えられ、回復に向かった。

原油価格は、イラク戦争が終結した5月以降も、米国の低在庫、OPECの減産、投機資金の流入などにより高止まりし、その結果、船舶燃料油価格も期を通じて高く推移したことはコスト増加要因となった。為替は前期比円高で推移したことが損益へのマイナス要因となった。

また、積地の船混みによる船舶稼働率の低下や船腹需給逼迫による借船料の増加がコスト増加要因となったものの、定期船、不定期専用船、油送船などにおいて、中国を中心とする旺盛な荷動きと、総じて好調な運賃市況が業績の追い風となった。

このような環境下、各種専用船、原油船、LNG船などの長期契約による安定収益が期を通じて業績を下支えしたほか、コンテナ船や自動車船等の大型新造船の投入効果や、定期船部門を中心とするコスト削減が奏功し、売上高は前期比9.6%増の9 972億円、営業利益は同2.0倍の921億円、経常利益は同2.7倍の905億円、当期利益は同3.8倍の553億円と、前期比で大幅な増収増益となった。

次期は、円高の進行と中東情勢の緊迫による燃料油価格の一段高が懸念されるものの、世界景気は回復基調にあります。主力の外航海運業において、定期船分野では、アジア発の往航を中心に足元の荷動きは堅調で、主要航路における運賃修復も着実に進んでいる。

不定期専用船分野では、中国を中心とする活発な荷動き、また、タイトな船腹需給を背景に、足元の好調な運賃市況が引き続き維持されるものと見込んでいる。

次期の業績は、資源・エネルギー輸送分野における安定収益に加え、前述市況の好調や不定期専用船を中心とする新造船投入効果、定期船部門を中心とするコスト削減を織り込み、さらにグループ再編により損益基盤を強化したフェリー事業や貨物取扱・倉庫業の増益を想定した結果、連結売上高10 500億円、連結営業利益1 150億円、連結経常利益1 100億円、連結当期純利益620億円を予想している。

なお、本業績見通しにおける為替レートは\110.00/US$、燃料油価格はUS$180/MTを前提としており、当社の配当につきましては、上記予想利益を確保できる前提で、1株当たり10円(うち中間配当金5円)を予定しております。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース