三菱ガス化学(株)は、電子材料である銅張積層板(CCL)およびプリプレグの生産子会社エレクトロテクノ(株)の生産能力を増強する。
CCLの生産能力を月産20万㎡増強するもので、2005年3月に完成予定。同社はITバブル崩壊以降、シールド板事業を米沢ダイヤエレクトロニクス(株)へ事業集約し、また、CCLやプリプレグの生産を当社東京工場からエレクトロテクノ社へ移管するなど、電子材料事業の徹底した合理化を進めてきたが、CCLの主力製品であるBT製品が昨年後半からのデジタル関連景気の回復により需要急増しており、今回の増強に踏み切った。
今回の増強で同社のCCL生産能力は月産70万㎡と国内トップクラスになる。