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日本物流団体連合会/「物流環境大賞」受賞者決定

2004年05月24日/未分類

(社)日本物流団体連合会は、第5回「物流環境大賞」の受賞者を決定した。表彰式は6月17日、開催の第13回通常総会の席上において行なう。

第5回表彰受賞者の概要

物流環境大賞
受賞者:(株)日本航空インターナショナル
受賞理由:総合的、多分野にわたる環境活動の推進環境問題への取り組みに早くから全社的、総合的に着手し、さまざまな分野で環境負荷の抑制に努めている。航空燃料・エネルギーの効率的利用、廃棄物削減とリサイクル、グリーン購入、低公害・低排出ガス車の導入など環境保全活動のほか、大気観測プロジェクトなどの社会活動、対外団体への環境活動参加など、数々の環境活動を積極的に推進している。特に、同社が10年以上にわたって続けている大気観測プロジェクトは、地球温暖化の実態を明確に把握したデータとして、多くの研究者等に活用され高い評価を得ている。

物流環境保全活動賞
受賞者:東京団地倉庫(株)、清水建設(株)(共同申請)
受賞理由:コンクリート資源循環システムによる環境保全への貢献環境保全への強い意識から平和島倉庫建替え計画においてかねてより研究を重ねていた「コンクリート資源循環システム」の採用を決定し、JIS規格品でないリサイクルコンクリートの使用について国土交通大臣の第一号認定を取得した。解体工事で発生した廃コンクリートの65%以上を再利用することに成功したこの取り組みは、画期的かつ大きな意義を有するものであり、副産物量の削減や新たな骨材採取の抑制などに大きな成果を挙げた。

物流環境啓蒙賞
受賞者:鴻池運輸(株)
受賞理由:ドライバーの意識向上による安全輸送、省エネ輸送、効率輸送の推進質及び効率の良い環境に優しいロジスティックスを目指すため独自に詳細な実施要領を制定し、新環境輸送運動(SKY運動)を展開している。安全、省エネ、効率は人間が行うものという観点に立ち、ドライバーの自己採点の実施やITを活用した結果分析、環境運送運転士認定制度の運用により、効果的なドライバーの指導を推進している。こうしたドライバーに対する地道な啓蒙・啓発努力は、他の類似の取り組みと一線を画している。

物流環境負荷軽減技術開発賞
受賞者:(株)ピット
受賞理由:ITを活用した物流機能の高度化によるコンテナターミナルにおける環境負荷の軽減コンテナターミナルにおけるゲート業務の迅速化と環境・社会問題の解消を図るため日本初の試みとなる無人ゲートシステム(NEXTVer.1)を開発・導入した。コンテナ搬入出予定のコンピュータ予約・登録システム化やゲートの完全無人化による24時間受付けなどITを利用した物流機能の高度化により、ゲート受付け通過時間の短縮化に成功するとともに、トラクター待機に伴う排ガスの抑制やターミナル周辺での交通渋滞の緩和など、環境負荷軽減に大きな成果を挙げた。

物流環境特別賞
受賞者:(社)静岡県トラック協会
受賞理由:「なたね」を原料としたバイオディーゼル燃料の利用促進環境に優しいバイオ燃料とされる「なたね」を原料としたバイオディーゼル燃料に着目し、遊休農地の活用による地域資源の活性化なども視野に入れたユニークな取り組み「菜の花資源循環システム」をいち早く02年から行っている。国内での本格的な導入にはなお諸課題が残されているが、03年には実車実験による走行性能、排ガス性能等に関する調査研究を取りまとめ、ディーゼル機関性能への影響をクリアーするなど大きな成果を挙げた。

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