日本郵船（株）は、FORD社より環境に優しい企業の部で同社の“TheWorldExcellenceAward”を受賞した。
“TheWorldExcellenceAward”は、Ford社が、同社のサプライヤーやその他の関係企業の過去一年間における活動を評価して、年に一度表彰するもの。
環境に優しい企業の部において、同社を含め3社が受賞したが、物流業界では唯一。
4分野の内訳は、「品質とコスト削減の部」、「環境に優しい企業の部」、「技術革新の部」、「6シグマの部」に分けられていり。
同社は、運航船の環境対策、安全運航レベルを高度に保つために独自の基準、NYK「NAV9000」を1998年に制定した。船主や船舶管理会社などの取引先には、本統一基準による運航を要請するとともに、必要な改善をお願いし、環境保護と安全運航に取り組んでいる。（2003年度は船舶監査261隻、会社監査28件を実施致しました。）この活動をもとに、2002年には、世界で初めて傭船を含めた全ての運航船舶（約500隻）でISO14001の認証を取得。2003年には認証範囲を海外のトラック・鉄道・バージ輸送まで拡大し、世界67の拠点（会社・事業所）で認証を取得した。
また、実際に輸送トン当たりのCO2排出量を1990年度比で39％削減するとともに、Non-TBT塗料（環境ホルモン問題を起こす可能性のある、錫を含有しない塗料）の採用や、冷凍コンテナ等におけるフロンガス（CFC）使用の削減等、様々な環境対策を実施している。
