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川崎重工業、神戸製鋼所/破砕機事業を製販統合

2004年07月04日/未分類

川崎重工業(株)と(株)神戸製鋼所は、2005年4月1日をもって、両社の破砕機製造部門を(株)アーステクニカに移管し、同社を折半出資の製販統合会社とする。

破砕機事業の主要マーケットである国内砕石市場は公共工事の減少等、構造的な要因により縮小を続けており、未だ市場の回復の見通しがつきにくい状況にあり、両社は国内破砕機市場において、ともに業界のリーダー的な立場にあり、それぞれの主力機種において高い競争力を有している事から、相互にメニューを補完することができる関係にあった。

また、今後伸びが期待される環境関連事業においても、破砕機事業で蓄積した技術を基に、川崎重工はRPF(RefusePaper&PlasticFuel:古紙・廃プラ固形燃料)製造設備を中心としたリサイクル分野で、神戸製鋼は土壌処理分野でノウハウを有している。

こうしたことから、2003年1月に両社は破砕機事業の更なる発展を目指す上で、互いに最適なパートナーであると判断し当該事業の統合に合意、第一段階として、営業・設計部門の統合会社であるアーステクニカを設立、2003年7月より営業開始すると共に、当初合意に則り、製販完全統合に向けての協議を進めてきた。

この度の合意により、アーステクニカは、営業・設計・製造等全ての機能を有する独立した事業体となり、既に進めている販売網の相互活用、製品ラインナップの充実、両社保有技術を融合した新製品開発等、販売・技術面での効果に加え、製品毎の生産集約による効率化、資材費の圧縮、重複する機能の統廃合等、製造面を中心とした統合効果の実現により、現有事業の一層の基盤強化を行う。

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