ウォールマートは、無線ICタグ構想の一環として、電子製品コード（EPC）の導入を北テキサス地区で本格化することを明らかにした。6月中旬、大口納入業者約300社と協議を進め、内容を固めた。
2005年6月までに、物流センター6カ所、ウォールマート・ストアと会員制ホールセールのサムズクラブ合わせて250店舗にEPCを導入する。
さらに、同年10月には、物流センター13カ所と、ウォールマートとサムズ合わせて600店舗に拡大し、2006年1月には、既存の300社に加え新規の200社を加えた計500社の大口納入業者が、製品容器へのICタグ取り付けを開始する予定だ。
ウォールマートは、既に今年4月末、北テキサス地区でEPCの試験を開始。納入業者8社からテキサス州サンガー地区の物流センターに搬送され、さらに同センターのエリア内のスーパーセンター7店舗に納入された21製品について、RFID（ICタグ）を取り付ける実験を現在も重ねている。
同社のEPC構想は昨年6月に初めて発表されたもので、商品供給や在庫管理の一層の効率化を目標としている。
