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アスクル/東北・北海道エリアの新物流拠点「仙台DMC」稼動

2007年08月24日/物流施設

アスクル(株)は8月23日、東北・北海道エリアの新しい物流拠点となる「仙台DMC」を仙台市宮城野区に新設し、本格稼動を開始する。

同施設は、プロロジスに依頼し建設を進めていたもので、これまでの物流拠点「仙台センター」の3倍強に当たる延床面積約3万8226㎡、地上4階建、東北エリアで最大級の最新物流施設となる。

仙台DMC(デマンド・マネジメント・センター)
20070823asukuru.gif

1階部分東西の両面に高床式トラックバースを設置し、シームレスで迅速な作業が可能なスルー型となっており、地上から3階部分に直接大型車両がアクセスできるスロープ(車路)によって、1階と3階部分のトラックバースを荷物や用途によって使い分けることができるため、荷役作業の高効率化を実現できる。

また、3階へのスロープには融雪装置(自動融雪剤散布装置)を設置し、冬季の風雪の吹き込みなどを防ぐため、3階トラックバースに面する車路を半屋内化するなど、全天候対応の物流センターとなっている。オフィススペースには、高いセキュリティ機能をもった最新の設備を備えた。

アスクルは、東北・北海道エリアの物流拠点として2000年7月に「仙台センター」を開設。その後、サービスの急拡大や物量の増加に対し、センター周辺の外部倉庫を利用することでその成長スピードに対応してきたが、ここ数年は複数の外部倉庫利用による物流費の増加など生産性が課題になっていた。

1993年に文具・事務用品の取り扱いでスタートしたアスクルのデリバリーサービスも、現在ではその商材を生活用品、家具、医療・介護関連施設や飲食店向けの消耗品にまで拡大しており、今後の商材の拡大で広がるビジネスチャンスの獲得に向け、新たな取り組みを進めている。

このような状況の中、アスクルは、分散する外部倉庫の大型センターへの集約統合による余剰物流費の圧縮を目指し、今後の事業展開を見据えた効率的、継続的な事業運営を支える次世代型の高機能物流拠点「仙台DMC」新設に至ったもの。

「仙台DMC」は、アスクルが推進する独自のIT戦略「e-プラットフォーム」の次世代モデルを担うコアセンターとして、アスクルのロジスティクス戦略を牽引していく、としている。

<アスクル仙台DMCの概要>
名称:アスクル仙台DMC(プロロジスパーク仙台)
所在地:宮城県仙台市宮城野区中野字新沼12-1
竣工日:1月24日
稼働開始日:8月23日
敷地面積:1万9282㎡
建築面積:1万1345㎡
延床面積:約3万8266㎡
建物階数:地上4階建
トラックバース:33バース(1、3階の合計)
駐車場:約140台

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