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テムザック、TCM/ケータイ制御式工場内巡視無人搬送車を共同開発

2004年09月15日/未分類

(株)テムザックは、TCM(株)と、「ケータイ制御式工場巡視AGV(無人搬送車)以下:KAGV」を共同開発した。

AGV(無人搬送車)は工場内の物流システムとして広く普及しているが、機能は物品の搬送や移載に限られていた。今回、フォークリフト・AGV等物流機械メーカー、TCMの無人搬送車の技術と、テムザックの得意とする携帯電話等の移動体通信利用した遠隔操作ロボット技術を統合させ、これまでにないAGV(無人搬送車)を開発した。

「KAGV」は、AGV(無人搬送車)内にテレビ電話機能付携帯電話、カメラ、マイク、スピーカ、人感センサー、炎感知センサー、照明用ライトなどの機器を装備し、工場内の巡回監視機能を付加した。

携帯電話で「KAGV」の発進、停止や照明灯の点灯、カメラの方向変換といった搭載機器の操作を行い、「KAGV」が稼動している空間の映像や音情報を携帯電話で捉えることができ、作業者との会話や指示も可能。「KAGV」のセンサーが異常を検出すると携帯電話を呼び出し、現場の映像と音情報を伝える。

これにより、AGVで搬送業務を行いながら工場内の自動巡回監視ができ、例えば工場経営者が帰宅後や出張中に、いつでも、どこからでも携帯電話で工場内のAGVにアクセスし、リアルタイムの画像を見ながら遠隔操作することもできる。

工場内に異常があれば、映像・音声情報を、登録した工場経営者等の携帯電話に知らせてくれ、「KAGV」は「物流の無人化」と「巡回監視の無人化」が一体となった画期的な次世代商品。

発売は9月14日からTCMにより開始され、目標台数は年間60台、価格はAGVの追加費用として200万円を予定している。

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