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ダイフク/中古型案件の受注後倒しなどで物流受注高11%減

2009年05月15日/決算

ダイフクが5月15日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は2421億8200万円(前年同期比4.6%増)、営業利益150億1500万円(27.4%減)、経常利益148億8200万円(27.9%減)、当期利益78億5100万円(34.0%減)となった。

物流システム事業の受注面で、製造業や流通業界向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業はIT・流通・医薬卸業界向けなどの大型案件がおおむね堅調。第3四半期からは中小型案件や機器商品が景況悪化の影響を受け、自動車業界向けの生産ライン搬送システム事業も昨年11月以降に設備投資計画の延期が相次いだ。

また、国内・アジア地域のエレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業も、第3四半期以降新規設備投資が延期や見直しとなってしまった。

一方、北米を中心とするウェブ社事業は、空港手荷物搬送システムの受注拡大、無人搬送車(AGV)の引き合い増加が今後期待を持てる状況。売上面は、各事業とも前期末の受注残高をベースに堅調に推移したが、期中に受注し期中に売上を計上する案件は計画を下回った。

来期は製造業や流通業界向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業は、流通・医薬卸・食品卸向けなどの中小型案件は景況悪化の影響が残ることなどで売上高1700億円(29.8%減)、営業利益30億円(80.0%減)、経常利益24億円(83.9%減)、当期利益20億円(74.5%減)見通し。

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