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セイコープレシジョン/無線温度管理システム販売

2004年10月13日/未分類

セイコープレシジョン(株)は、0.1秒の時刻精度と0.1℃の温度精度で測定した温度データを、特定小電力無線を使って収集し、工場から店頭まで、連続的かつ広範囲な温度管理を可能にするセンサ内蔵無線式アクティブタグシステム「RFセンシングTAGSRT-001」の販売を開始する。

「RFセンシングTAG」は、名刺大の「アクティブ型」タグで、本体に、電池、センサ、マイコン、メモリ、液晶表示器を内蔵し、その場で温度や動作状況の確認ができる。

「RFセンシングTAG」本体は、-30℃~60℃の範囲で使用可能、外付けセンサを使用すれば、-30℃~85℃の温度測定が可能。水晶発振式の温度センサを採用しているため、測定精度は0.1℃を実現している。

測定データをメモリに記憶するだけでなく、必要な時に特定小電力無線により、データをセンターに送信するので、温度の集中管理が可能で、これまでの温度管理は、商品のケースや周囲の温度しか測定しなかったが、「RFセンシングTAG」を使えば、個々の商品レベルで温度を測定、管理できますので、より信頼性の高い品質管理が可能になる。

特定小電力無線による通信には、「SEIKOTimeLink」の技術が使われており、省電力であると共に、すべての子機が親機の時刻に同期して動作する。この結果、0.1秒以下の時刻精度でのデータ収集が可能になり、厳密なトレーサビリティシステムの構築に非常に有効になる。

微弱無線の通信距離が通常10m程度であるのに比べ、特定小電力無線は、見通し距離で100m程度の通信が可能で、「パッシブ型」タグのように、商品をゲートに通したり、タグ(子機)にリーダー(読み取り機)を近づけたりする必要がなく、リチウム電池1本で約3年間動作する省電力設計のため、頻繁な電池交換は必要ない。

「RFセンシングTAG」は、内蔵温度センサの他に、外部センサを接続することが可能で、1つのタグで2点の温度測定をしたり、また、応答性や正確性を求める用途にも対応でき、温度センサの他に、湿度、照度、振動等のさまざまなセンサを接続することが可能で、今後オプション製品を順次拡大していく。

応用例
・冷蔵・冷凍庫内の多点温度管理
・集荷・配送等の物流段階での温度管理
・温室・ビニールハウスの温度管理
・倉庫・店舗・ビル・工場・美術館・博物館の温度管理、等

初年度年間販売数1万5千台を予定している。

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