新光製糖（株）は、平成17年3月期中間決算短信（連結）経営成績で、利益面では、前期に実施した設備投資によるコスト削減効果で労務費や製品輸送・保管費用等の物流コストの削減が進んだことに加え、海外市況上昇に伴う販売価格の引上げや原料調達等での適切な対応により前期に比べ大幅に改善し、営業利益は477百万円、経常利益は514百万円、当中間純利益は303百万円となった。
通期の見通しでは、精糖業界は、加糖調製品の輸入増加や砂糖需要の減少のなか、海上運賃の高騰等による原料輸入糖コストの上昇、あるいは石油その他原料価格の高騰による副資材価格の上昇など、原料資材コストの上昇が現実化する一方、激しい販売価格競争が今後とも続く見込としている。
こうした中、同社ては、前期に実施した設備投資により物流経費等のコスト削減が見込まれる一方で、海外市況上昇や海上運賃の高騰等による原料コストの上昇や副資材価格の上昇など原価の上昇が予想されま、通期の連結業績見通しは売上高10600百万円、経常利益630百万円、当期純利益370百万円を見込んでいる。
