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コマーシャル・アールイー/案件後ろ倒しが響き下方修正、当期損失28億円

2008年11月11日/決算

コマーシャル・アールイーは11月7日、5月15日に発表した2009年3月期第二四半期・通期の業績予測を修正した。修正後の予測値は、第二四半期売上高が296億円(当初予測より20.4%減)、営業損失5億6000万円(当初9億5000万円の営業利益を予測)、経常損失8億3000万円(6億3000万円の経常利益)、当期損失28億8000万円(2億3000万円の当期利益)と赤字転落となる模様。

通期も、売上高668億円(14.4%減)、営業利益11億8000万円(66.3%減)、経常利益5億2000万円(80.7%減)、当期損失18億8000万円(15億円の当期利益)と赤字は縮小するが減収減益が続く。

修正の理由は、個別の第二四半期売上高が減少したため。アセットマネジメント事業の開発案件(案件規模約60億円)の売却時期を後ろ倒ししたほか、投資用アパート販売事業で売上が低迷したこと(当初の予想より約13億円減)などにより大幅減収となるという。

利益面では、物流不動産の開発を行う子会社の利益見込額が、当初見込みを上回るため、連結利益額は単体を上回る。さらに棚卸資産の評価損(15億7600万円)、有価証券の評価損(2億2500万円)の計上で当期損失となる。

通期も同様に、単体の減収見込のため予測値を修正した。下期に見込んでいた開発案件の一部(規模約30億円)が来期以降へずれ込み、売却を見込んでいるアセットマネジメント事業の開発案件の売却価格の見直し(約50億円減)などが売上減の原因としている。利益面では、子会社からの配当金(約4億円)ので経常利益は若干ではあるが改善する。

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