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Auto-IDラボ・ジャパン等/日米間でのICタグ実証実験開始

2004年10月24日/未分類

Auto-IDラボ・ジャパンと日本ベリサイン(株)、NTTコミュニケーションズ(株)は、インターネットを通じたグローバルなネットワーク環境においてICタグの情報を流通させる実証実験を10月から平成17年3月の間、日米間で行う。

米国ベリサイン社が提供する「EPCglobal(EPCグローバル)」準拠の基幹アドレス解決システムと、日本のICタグ情報管理システムとを接続し、グローバルにICタグの情報を流通させるための実証実験を行うもの。

「EPCglobal」ネットワークは、膨大な数のICタグが世界中で流通していく中で、そのICタグに関する情報が世界のどこにあるかを容易に検索し、その位置を教えてくれるという、ICタグの情報を世界中に流通させるための仕組み。

Auto-IDラボ・ジャパンとNTTComは、ICタグをコンピュータネットワークシステムによって認識する仕組みに関する実証実験や各種製品の相互接続性の検証をことし8月より行っているが、このたびの実験のように、ICタグに関する情報流通システムの実証実験を、インターネットを通じて遠隔地間でグローバルに実施するのは、日本で初めての取り組みとなる。

実証実験の概要
Auto-IDラボ・ジャパンで研究されている「EPC global」のネットワーク技術に基づき、ベリサイン社が米国で運用している基幹アドレス解決システムと、独立行政法人情報通信研究機構(理事長:長尾真)の小金井電子タグ実験ルームに設置されたネットワークシステム、およびNTTComが開発したICタグの情報管理システムを連携させ、ネットワーク全体の接続実証実験やICタグに関する各種ソリューション製品によるICタグのアプリケーションシステムのグローバルな接続実証実験を行う。

検証予定項目
1.米国のアドレス解決システムのみを経由しての接続検証
ベリサイン社が米国に設置している企業コードを管理する「EPCglobal」準拠の基幹アドレス解決システム、およびその配下の企業の製品コードを管理するアドレス解決システムを経由して、日本に設置したICタグの情報管理システムに接続し必要な情報を流通させる。

2.米国のアドレス解決システムと日本のアドレス解決システムの両方を経由しての接続検証
米国に設置された企業コードを管理する「EPCglobal」準拠の基幹アドレス解決システムから、日本に設置された配下の企業の製品コードを管理するアドレス解決システムを経て、日本に設置したICタグの情報管理システムに接続し必要な情報を流通させる。

3.実フィールドの実証実験システムでの検証
上記2項の構成を利用して、NTTコミュニケーションズが社内で利用しているネットワーク機器管理システムなどの実システムとの接続を検証する。

今後の予定
本実証実験の成果は「EPCglobal」などの標準活動機関に報告し、その標準化を進め、検証の成果をICタグ関連事業の商用化の検討に反映する。

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