曙ブレーキ工業（株））は11月3日、中国蘇州にて営業許可証を取得、ディスクブレーキパッドの生産を行う現地法人「曙光制動器（蘇州）有限公司」を設立した。
これにより、ドラムブレーキ・ディスクブレーキの生産拠点として、10月に設立した広州現地法人「广州曙光制動器有限公司 」とあわせ、アッセンブリー製品であるディスクブレーキから、その摩擦材となるディスクブレーキパッドまでを含めた供給が可能になる。
「広州曙光制動器有限公司」と「曙光制動器（蘇州）有限公司」をあわせ、akebonoグループの中国事業は、2007年に約35億円の売上高を計画しており、両社とも同年に単年黒字化を予定している。
設備投資額は、2007年までに約32億円となる見通しであり、今後も成長が見込まれる中国における事業基盤の早期確立を目指す。
今回の蘇州進出も、広州進出と同様に伊藤忠商事株（株）の協力を得た。
蘇州新会社の概要
会社名：曙光制動器（蘇州）有限公司［英語表記：Akebono Corporation （Suzhou）］
代表者（董事長）：石垣 吉広（曙ブレーキ工業（株）専務執行役員、中国事業準備室室長）
設立2004年11月3日
進出地域・敷地面積：蘇州園区・約50,000m2
資本金：910万ドル
従業員数：約50名（2005年度）
出資先：曙ブレーキ工業（株）100％（伊藤忠商事が一部株式を譲り受ける形で資本参加する予事事業内容： ディスクブレーキパッドの製造
