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東部ネットワーク/平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況(非連結)

2005年02月10日/未分類

東部ネットワーク(株)の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況(非連結)の経営成績は下記のとおり。

当第3四半期(平成16年4月1日~平成16年12月31日)におけるわが国経済は、輸出減速、IT産業関連の在庫調整、個人消費も鈍化傾向にあり、景気が踊り場から抜け出せない状況下にあります。

運送業界も輸送需要が低減傾向にあるなかで、安全・環境保全への義務化や燃料費の大幅な上昇等、厳しさが一段と増している。

このような状況下、同社は経営の効率化・合理化を追求し、収入基盤の拡充、強化を目指した。

この目標を達成するために、貨物自動車運送事業は、百貨店の宅配部門を清算し、トラック輸送部門へ資源の集中化を図った。

従って宅配部門の収入は対前年同期比83.8%減となったが、トラック輸送部門は、同社の標榜する物流の『最適化提案営業』により、清涼飲料輸送は神奈川県を中心とした単独ボトラーズ社輸送から、関東圏全域を担当する複数ボトラーズ社の基幹輸送を受注したので、商圏の拡大に伴い物流のネットワーク化を一段と強化し、加えて大型化の促進を図った。

また、同社に一元化されたビン容器類の輸送は、全国配送の広域輸送をスタートさせると共に新たに埼玉工場の輸送を受注したので、埼玉営業所(埼玉県熊谷市)を下期期首から開設し、これらの輸送分野(パレチゼーションシステム)の充実を一段と図り、リサイクル対応製品輸送の3PL事業の成果を発揮した。

更にバルク輸送分野(商・製品を箱詰め包装せずそのまま運ぶタンク輸送で、直接パイプやホースで連結し納品、資源を大切にした環境にやさしい輸送手段)は、バラセメント輸送の南関東地域を同社に集約されたので、習志野営業所(千葉県習志野市)を開設し、自社車両の提供による安全を重視した輸送システムを開発導入し、高い評価を得、前期と比べて拡大伸張している。

石油輸送も夜間配送に対応したスーパー・ハイテクローリーを増強すると共に、化成品原料輸送事業の拡大を図った。これらの結果、トラック輸送部門の収入は前年同期比32.3%増となった。

商品販売事業は、石油販売およびセメント販売等が好調に推移したので、収入は前年同期比32.5%増となった。

不動産賃貸事業は、東部ヨコハマビルの大口テナントが解約となった他、夏期限定の倉庫利用顧客との再契約が不調に終わったため収入は17.0%減となった。

尚、大口テナント解約に伴い大規模なリニューアルを実施し、新規テナントの獲得に向けて準備した。

その他事業の自動車整備部門は、NOx・PM法の影響を受けて、車検による更新車が減少傾向にあるなか、法人顧客の休業日に合わせた整備受注を積極的に行うと共に、従前からの整備実績評価も加わり、新規の大口受注が獲得できた。これに損害保険等の業務を加えて収入は前年同期比60.3%増となった。

尚、不動産賃貸事業における転貸用大型倉庫(神奈川県厚木市:26,300㎡)の工事は、平成17年上期の竣工に向け順調に推移している。

これらの結果、売上高は5,125百万円となり、当期の業績予想に対し9.1%増となったが、前述の宅配部門の清算により前年同期比3.7%減となり、営業利益は333百万円、経常利益は357百万円、当第3四半期の純利益は207百万円となった。

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