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東部ネットワーク/飲料輸送など健闘、営業利益15.2%増

2009年01月30日/決算

東部ネットワークが1月29日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は80億9234万円(前年同期比1.5%増)、営業利益4億6568万円(15.2%増)、経常利益5億671万円(13.0%増)、当期利益2億7846万円(13.7%増)の増収増益となった。

事業別の概況は、貨物自動車運送事業のバルク輸送部門の石油輸送は、原油の高騰と環境対応などを背景とした産業用燃料の転換や低燃費車の普及により、輸送量が減少。化成品輸送は、大口納入先向けが順調に推移し輸送品目も増加したため、輸送量が増加した。セメント輸送は、空港・圏央道など首都圏の大型工事受注で輸送量が増加し、輸送力も増強したが4.8%減と減少した。

清涼飲料向けなどのびん・容器輸送は、ペットボトルの普及が拡大し、びん・容器の需要が漸減状況にあるため輸送量は減少したが、清涼飲料輸送の担当地域の拡大効果と得意先物流システム移行に伴う取扱量の増加、複合輸送の推進などで3.1%増を記録した。

その他輸送部門の食品輸送は、得意先物流センターの移転で担当地域が大幅に減少し、16.5%減と激減。関連業務の荷役作業収入を含めた貨物自動車運送事業の売上高は、51億43万円(0.7%増)とほぼ横ばいで推移した。

商品販売事業は、主力販売品の石油製品で、販売単価の上昇と高価格帯製品の販売を重点的に行ったため売上高は増加。セメント販売は、与信の厳格化政策を推進したため販売額が減少した。その他の販売では、車両販売で小型車を積極的に販売し、若干の増収を確保した。商品販売事業の売上高は21億6898万円(3.8%増)となった。

不動産賃貸事業では、賃貸施設で自社施設は全施設が稼働したため増収となったが、借上施設で一部解約があり、結果的に減収となった。売上高は7億5115万円(0.2%増)。その他事業では、自動車整備業は高度なメンテナンス技術が評価され増収。保険代理店の取扱いは、保有車両の減少で取扱いが減少し減収となった。

通期の業績予測は売上高106億200万円(0.9%増)、営業利益5億3700万円(15.9%増)、経常利益5億7500万円(11.5%増)、当期利益3億2500万円(13.8%増)と、引き続き増収増益の見通し。

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