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エスビーエス/平成16年12月期決算短信(連結)

2005年02月27日/未分類

(株)エスビーエスの平成16年12月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

当連結会計年度における我が国経済は、米国景気が堅調に推移したことに加え、国内経済も設備投資や個人消費等の民需が底固かったことから、成長スピードは緩やかながらも景気の拡大が続きました。景気の緩やかな拡大に伴い、企業業績も改善し、価格下落も下げ止まりの傾向を見せ始めました。この結果、個人所得も回復し、個人消費を支えることとなった。

このような環境下、総じて価格競争は落ち着きを見せ始めたが、郵政民営化の動きを踏まえ、メーリングサービスの分野では価格競争が一層激化するなど、同社は、引き続き厳しい環境が続いた。

また、平成16年7月1日には、エスビーエスのメーリングサービス事業を分離独立、物流事業を子会社の(株)関東即配(現SBSロジテム株式会社)に移管し、持株会社制への移行を実施した。

同時に、人材関連の子会社3社は、SBSスタッフ(株)に統合した。これらのグループ再編により、事業の効率化、事業間のシナジーも高まり、事業規模の拡大と相まって業績を大幅に伸長させることができた。

当連結会計年度の業績は、フーズレック(株)(旧雪印物流株式会社)のグループ加入により、物流事業の売上高、利益が大幅に拡大したことから、売上高45,123百万円(前連結会計年度比133.1%増)、営業利益668百万円(同54.9%増)、経常利益663百万円(同80.5%増)、当期純利益217百万円(同12.6%増)と大幅な増収増益を達成することができた。

事業のセグメント別の業績
物流セグメント
フーズレックのグループ加入により、大幅に事業規模が拡大した。チルド物流事業は、夏の猛暑による飲料輸送の増加や、(株)スイートガーデン等の大口顧客の獲得により、大口顧客である旧雪印乳業グループ各社向け売上の減少を補うことができた。

また、即配事業は、価格競争の激化により同業他社の撤退が相次いだことにより、同社の売上が伸長し、収益も大幅に改善した。この結果、当連結会計年度の売上高は31,835百万円(前連結会計年度比328.1%増)、営業利益は539百万円(同253.2%増)となった。

マーケティングセグメント
メーリングサービス事業は、日本郵政公社の積極的な価格政策の影響で価格競争が激化し、事業環境は一気に厳化した。同社は、新たな営業組織の立ち上げ、営業員の増員等により対処し、メーリングサービスの取扱数量を伸ばすことができたが、価格の低下により、充分な売上、利益を確保することができなかった。

一方、新分野である地域データサービスの大型受注を得たことにより、セグメント全体としては、業績の落ち込みを最小限度に留めることができた。この結果、売上高は9,275百万円(前連結会計年度比8.6%増)、営業利益は235百万円(同21.3%減)となった。

人材セグメント
引き続き企業のアウトソーシングニーズは強く、倉庫内作業を中心とする軽作業請負事業を順調に成長させることができた。これは、既存営業所の売上が堅調に推移したことに加え、新規開設した営業所の売上が、業績に寄与したことによる。

また、事務職等の人材派遣事業も、着実に拡大を続けることができた。この結果、当連結会計年度の売上高は4,522百万円(前連結営業年度比15.3%増)、営業利益321百万円(同51.3%増)と増収増益を達成することができた。

その他の事業
平成16年8月に設立した(株)エーマックスのアセットマネージメント収入が15百万円、営業利益3百万円を達成した。当期より子会社となった情報システム分野の(株)ビッグバン、(株)AT&Cは、当連結会計年度においては、平成16年12月31日の見なし取得となるため経営成績に寄与しない。

通期の見通し
2004年度後半から輸出の落ち込みにより、徐々に減速を余儀なくされた我が国経済は、2005年に入っても緩やかな成長に留まるものと見込まれる。

更に、米国景気の不透明感が増しつつある等不安要因も抱え、引き続き厳しい経営環境が続くものと予想される。

こうした中で、次期の当社の業績は、昨年買収したフーズレック株式会社(旧雪印物流)の業績が通年で寄与すること等により、物流事業の売上は大幅に増加する。

人材事業も、引き続き順調な拡大が見込まれ、マーケティング事業は、郵政民営化の流れにより業績に大きな影響を及ぼすと思われるが、前期導入したバーコードシステムよる配達精度の向上、新営業組織の本格稼動、事務合理化に伴うコスト削減等により、対処していく。

この結果、次期の連結売上高は68,416百万円(前連結会計年度比51.6%増)、経常利益1,000百万円(同50.7%増)と、増収増益を予想している。
 

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