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伊藤忠商事/アディダスジャパン向けにICタグ利用による受注生産配送システム稼動

2005年02月27日/未分類

伊藤忠商事(株)はアディダスジャパン(株)向けにICタグ(V-LOXID)を使用したサッカーなどのチームウェア受注生産配送システムを開発し、中国・香港・日本の三国間における新しい国際流通システム(グローバルSCM)の運用を本格的に開始した。

今回のICタグ(V-LOXID)を使用したシステムは、消費者が店頭において、チームウェアを上下の色、スタイル、サイズを自由に選んだオーダーに対して、短い納期と確実な生産・配送を行うために開発された新しい受注生産配送システム。

本来、チームウェアのオーダーはすべて受注生産であり、個品対応が必要で、伊藤忠はアディダスジャパンが受注した後、生産委託を受け、中国工場(広東省)にて生産、出荷時点でICタグ(V-LoxID)を取り付けることにより個品管理を可能にするデータベースを作成し出荷検品を行う。

また、中継地点である香港の物流倉庫において入出庫検品時に梱包の外側から全ICタグ(V-LoxID)を読み取ることにより、作業時間の短縮と確実性の向上による流通の最適化を図る。

これらの特長を生かし、日本までの輸出入手続きも含めて納期を約4週間で確実に直接店頭に配送することを可能にした。

本システムは2004年の4月より仮運用を開始し、流通過程での盗難防止・入出庫検品の効率化に特に効果を挙げたことから、2005年1月より本格稼動を開始した。

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