ヤマト運輸（株）は4月1日、配達時における品代金の決済手段として、現金・クレジットカード・デビットカードを自由に選べるサービスを関東の一部地域において開始する。
ヤマト運輸では、1986年から荷物の配達時に品代金を現金で回収する「宅急便コレクトサービス」を展開しているが、通販市場の広がり・クレジットカード・デビットカードの利用拡大から、決済手段をもっと充実させてほしい、という要望が強かったため、カードによる決済を導入し、顧客の選択肢を増やした。
サービス内容は、商品受け取り時に、現金・クレジットカード・デビットカードから決済手段を選択し、SDが要望に応じて対面で、決済手続きする。
商品受け取り時にSDが対面でカード決済を行うので、事前にカード情報等を通販会社等、外部に提供する必要がなく、商品受取時に決済手段を選択できるので、従来のように、予め現金を用意しておく必要がない。
クレジットカードを利用する場合、「UC・JCB・VISA・Master・ダイナース・アメリカンエキスプレス・DC・日本信販・UFJ・ミリオン・イオンクレジット・セゾンカード」の豊富なラインナップから選べる。
クレジットカードの場合、支払回数を「一括払い・分割払い・リボ払い」から選択でき、デビットカードの場合、金融機関のキャッシュカードをそのまま利用できる。
荷主側は、コレクトサービスの契約とともに、事前にカード会社による加盟店審査が必要となり、カード会社への加盟店審査手続きは、ヤマトフィナンシャル（株）が代行して行う。
宅急便コレクトサービスを利用するだけで、5大国際ブランドを含む大手12種類のカード会社を利用できる。
配達時決済なので、事前にお客様のクレジットカードの与信を行う必要がなく、配達時決済なので、カード情報を自社で管理する必要がなく、情報漏洩対策となる。
クレジットカード会社・銀行との精算はすべてヤマトグループのヤマトフィナンシャル（株）が代行し、立替払いを標準サービスとしているので、発送日より最短3営業日で品代金を振込まれる。
スケジュールは、4月1日から発送・配達ともに東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の荷物において、利用を開始し、7月以降は全国展開する。
