YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、ユビキタス・コンピューティングにおけるアクティブ電子タグを開発してきたが、さらに小型化、低消費電力化を推し進め、バッテリ込みで15mm角という世界最小のアクティブ電子タグ「Dice」の開発に成功した。
このアクティブ電子タグ「Dice」は、ユビキタスコンピューティング基盤技術の標準化・推進団体であるT-EngineフォーラムのpT-Engine(ピコ・ティーエンジン)の規格に則っている。
アクティブ電子タグ「Dice」は、モノや場所、環境に取り付けることのできる超小型のコンピュータで、自身に電源をもち、モノ、場所、環境の情報を長期間に渡って継続的に取得し、無線で通信を行う、ユビキタスコンピューティングの最小単位と位置づけられるもの。
また、アクティブ電子タグは無線で通信を行う特性上、通信内容の保護やプライバシーをまもるための通信のセキュリティの確保が極めて重要で、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所では、eTRONと呼ばれる通信セキュリティの基盤技術の研究・開発を行っており、許可されたネットワークノード以外アクセスが許されないネットワークの構築や、通信内容を盗用できないセキュア通信の実現に向けて取り組んでいる。
「Dice」は、セキュア通信を実現するためのeTRONチップを搭載するためのインタフェースも備えている。
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