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タカセ/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月29日/未分類

タカセ(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

運送事業で音楽映像商品の運送個数が減少したことや燃料費の上昇、また、全般的に収受料金の低下の影響が残るものの、国際物流事業で輸出・輸入の回復や新規顧客の獲得効果によって、当社グループの営業収益は前年同期と比較して2.6%増の128億42百万円を計上した。

営業費用は、新規業務獲得による初期の立ち上げ費用や海外事業強化による費用先行負担の発生があったが、作業の標準化による人員の適正化に努めた結果、前期と比較して原価率がやや改善し、同社グループの営業利益は前年同期と比較して8.9%増の5億97百万円となり、経常利益は前年同期と比較して11.5%増の5億45百万円となった。

特別損益は、特別利益に投資有価証券売却益12百万円を計上したこと等により、税金等調整前当期純利益は前年同期と比較して23.6%増の5億54百万円となった。

以上の結果、同社グループの当期純利益は前年同期と比較して34.4%増の3億26百万円となった。

主要各部門の状況
国際-国内物流を一貫しての輸出品に関するすべての物流収入を輸出物流部門とし、国内での保管・配送を含む輸入品に関するすべての物流収入を輸入物流部門、国内生産品の国内での物流業務の収入を国内物流部門として、それぞれ営業収益を計上している。

輸出物流部門の営業収益は、中国進出企業の工場設備輸送や香港などアジア向け輸出が増加して、7億66百万円と前年同期に比較して3.5%の増収。

輸入物流部門は、営業力の強化による新規顧客の獲得や既存顧客の物流需要の掘り起こしに努力した結果、営業収益は32億85百万円となって、前年同期に比較して11.6%の増収となった。

国内物流部門は、当主力とする音楽映像分野において、ネット配信の影響などで音楽産業全体の市場規模の縮小が続いている。そのなかで映像商品においてDVDソフトが急速に市場を拡大させており、ヒット作に恵まれたことにも助けられて、同分野の保管・作業の取扱数量は堅調であった。しかしながら、音楽映像商品の配送のみをおこなう顧客の業務が減少したため、同商品の配送件数が減少している。

なお、DVDソフトのプレス工場と直結して製品管理から出荷まで一貫で扱う物流業務を獲得し、3月下旬からスタートしており、次年度にはある程度の業績寄与を見込んでいる。また、音楽映像分野以外では、音響製品や写真用材の新規保管・配送顧客の獲得があった。

以上のような結果、国内物流部門の営業収益は、前年同期に比較して0.7%の減収となる87億43百万円に止まった。

個別の主な営業収益は次のとおり。
輸出物流収入8億12百万円対前年同期比4.4%増
輸入物流収入26億27百万円対前年同期比11.5%増
国内物流収入86億15百万円対前年同期比0.8%減

通期の見通し
グループ経営の強化、国際物流事業強化、生産性向上および顧客ニーズに合致した総合物流受託の拡大に注力して、業績の向上をはかるが、連結営業収益は132億円、連結経常利益は5億80百万円、連結当期純利益は3億50百万円と予想している。

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