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佐川急便グループ/中国物流ネットワーク拡大

2005年06月19日/未分類

佐川急便(株)と、中国保利集団公司傘下の保利科技有限公司との合弁企業である保利佐川物流有限公司は、中国ネットワーク構築の第一ステップとして北京・大連・天津・青島・広州に分公司を設立した。

また同じく合弁企業である上海保利佐川物流有限公司は、「上海保利佐川浦東物流センター」をオープンした。

通常、外資系企業による中国国内での物流事業は地域に制限があり、地域に限定された事業展開を余儀なくされているが、保利佐川物流は輸出入貿易権を含む総合物流業務を中国全土で事業展開できる認可を受けている。

これにより今回設立した分公司も深セン本社同様の事業展開が出来ることとなり、地域による格差のない高品質な総合物流サービスの提供が可能となる。

国際輸送から通関手続き、一般貨物国内輸送、倉庫、物流加工、国際クーリエといった総合物流業務に加えて、輸出入貿易権を利用した総合商社的業務のサービス提供が各分公司単位で可能となる。

これにより中国国内における弊社グループの物流拠点は、北京・天津・大連・青島・上海・深セン・広州・香港の8都市、11拠点となる。

上海保利佐川浦東物流センターの開設は上海・浦東国際空港近くに位置し、単なる保管・在庫管理だけではなく、佐川急便が日本で全国展開しているSRC(佐川流通センター)のノウハウを活かし、物流加工、検品・検針、ITサポートといった付加価値業務を行い、すでに展開している宅配便事業との連携により中国内販型企業に高品質な物流サービス・ネットワークを提供する。

一般倉庫スペースの他に、検品・検針およびCFSスペースを併設することで、中国内販型物流だけでなく、中国現地で検品・検針および値札付け・荷札貼り等の物流加工を施し日本国内の佐川急便ネットワークへ繋げるという、高品質な国際物流サービスの提供も可能となる。

今後はこの物流センターを上海における3PL事業の中核拠点と位置づけ、併せて中国主要都市で展開している保利佐川物流各分公司との連携を基盤として、中国国内物流ネットワークを拡大していく。

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