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三菱重工業/米国ボーイング社787向け複合材主翼の組立工場着工

2005年08月07日/未分類

三菱重工業(株)は、米国ボーイング社最新鋭旅客機787向け複合材主翼の組立工場(名古屋市港区大江町2番地)の建設に着手した。

組立工場は、ことし1月に起工した複合材部品の成形などを行う複合材工場と併せ、材料、部品および人の流れなどを整流化したレイアウトを展開、部品成形から主翼組立までの一貫生産ラインを構築する。

竣工は2006年6月末の予定で、大型民間機の主翼製造は、ボーイング社、エアバス社など機体取りまとめメーカー以外では今回の当社がはじめて。また、主翼に複合材主翼を採用するのも世界初となる。当社は上面/下面スキン(外板)、ストリンガー(縦通材)、スパー(桁)、リブ(翼小骨)を組み合わせた主翼ボックスと呼ぶ構造部位を担当する。

組立工場は、全長約280m、幅約90m、最大高さ約30m、延床面積は約23,000m2。翼長約30mの主翼の組立を手掛ける。

主翼に採用する複合材は炭素繊維と樹脂を組み合わせた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)。従来のアルミ合金やチタン合金に比べ強度・剛性に優れ、ボーイング社によれば、機体の軽量化などによる燃費の向上(従来比20%アップ)、並びに整備コストの低減(同30%ダウン)が期待できる。

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