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菱食/「ロジスティクス力」さらなる高度化

2005年08月17日/未分類

(株)菱食の平成17年12月期中間決算短信(連結)における主な物流施策は下記のとおり。経営の基本方針消費者への提供機能を持つ小売業と製造機能を持つメーカーとの間をつなぐ中間流通機能は不可欠なものであり、物流機能、マーケティング機能、さらには調達機能を最も効率よく効果的に、最低コストでサービス提供できる企業を目指す。中長期的な経営戦略及び対処すべき課題さらなる中間流通機能の強化が不可欠であると認識し、4カテゴリーカンパニー(加工食品、フードサービス・低温食品、酒類、菓子)の専門性を高めるとともに、グループの総合力を結集した食のフルライン機能の向上に取り組んでいる。各カテゴリーカンパニーの基本戦略・課題(1)加工食品カンパニー・フルライン推進のため、強力なリーダーシップを発揮・圧倒的優位性の確立(各エリア・商品カテゴリーNO.1)(2)フードサービス・低温食品カンパニー・デリカ・惣菜の充実等による生活者が求める商品提供機能の強化・フレッシュ(生鮮食品)のフルライン化の深耕・外食産業への新たなサービスを提供するビジネスモデルの開発(3)酒類カンパニー・ローコスト経営のさらなる推進・全国レベルでの商流・物流網の再構築・関西、九州エリアにおける酒類流通の基盤強化(4)菓子カンパニー・全国菓子ネットワークの構築・売上規模・収益基盤の拡大、体制整備の推進以上の各カテゴリーカンパニーの基本戦略・課題を推進するため、次の諸施策を実施している。品揃えや売り場作りを含めた「マーケティング力」、「MD力」強化の一環として、「フルライン・テクノマーチャンダイジングセンター」を各支社に設置し、小売業様との協同による商品開発を含め、その強化に取り組んでいる。ロジスティクスは、特定顧客小売業様向け専用センター(SDC)の拡大、充実に努めるとともに、汎用型近代物流センターとしての「RDC-FDCネットワーク」をフルライン対応型として再構築するなど、ロジスティクス機能のさらなる高度化に努めている。人材育成策としての社員教育は、さらなる充実を図るべく、グループにまたがる教育制度を整備し、また、情報の高度利活用を目指して、情報システム「NEW-TOMAS」のさらなる進化に取り組んでいる。・環境マネジメントシステム当社では、中間流通業務を遂行するため、物流センターを全国に展開しているが、同展開にあたり、社会環境、自然環境への配慮が重要な経営課題と認識し、同実践の一環として、環境マネジメントシステムの構築を図り、平成11年7月にISO14001の認証を取得した。現在、同社グループでは171の事業所と物流センターで認証を取得しており、事業活動の約95%をカバーしている。今後も、グループ企業と毎年新設される事業所や物流センターへの拡大を推進するとともに、環境対応の質的向上に努める。経営成績及び財政状態同社グループは基本方針である「価値ある卸機能の拡充」と「ローコスト経営の徹底」に努力を続け、業績の向上に努めた。特記すべきは、従来から推進しております特定顧客小売業様向け専用センター(SDC)の設置に加え、汎用型近代物流センターとして全国展開しているRDC-FDCネットワークをさらに進化、発展すべくフルライン対応型として、再構築することとした。当中間連結会計期間では、平成17年4月に「九州フルラインRDC」を完成させ、6月には「中国フルラインRDC」として岡山RDCを改造した。通期の見通し「ロジスティクス力」のさらなる高度化に傾注するとともに、グループ全体にまたがる教育制度による「人材育成」、「人間力」の高揚に努め、また、情報システム「NEW-TOMAS」のさらなる進化を図り、事業基盤をより強化する。グループ経営は、4カテゴリーカンパニー(加工食品、フードサービス・低温食品、酒類、菓子)の専門性をより深める一方、グループとしての総合力を有機的に結集することにより、サービスレベルの向上とローコスト経営を図り、卸機能のさらなる拡充と業績の向上に努める。

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