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三菱商事/ロサンゼルスでLNGヤードトラック試験運転

2005年10月27日/未分類

三菱商事(株)はコノコフィリップスとの共同出資会社であるサウンド・エナジー・ソリューションズ(”SES”米国カリフォルニア州)を通じ、日本郵船(株)の米国子会社である郵船ターミナル(Yusen Terminals Inc. ”YTI”)と共同で、世界初となるLNG仕様コンテナ牽引用作業車輌(ヤードトラック)の試験運転をロサンゼルス港にあるYTIのコンテナヤードで開始した。

SESはカリフォルニア州ロングビーチ港にLNG輸入基地を建設し天然ガスを販売していくプロジェクトを推進。同基地内には現地の自動車燃料品質規格に適合したLNGを製造・出荷する設備を保有する予定で、現在 米国西海岸では複数のLNG輸入基地プロジェクトが検討されているが、SESは自動車燃料用LNGの製造設備を保有する唯一の計画となっている。

SESはYTIの他にロングビーチ港湾局ともLNGヤードトラックの試験運転を行っており、今後他の近隣ターミナルとも同様の計画をしている。

2010年に予定しているLNG輸入基地の操業開始までの間は既存の供給ソースよりLNGを調達し、基地操業後は年間約500万トンのLNG受入能力の一部から、ロサンゼルス・ロングビーチ両港近郊を含め広く自動車燃料用LNGの供給を行っていく。

米国ではカリフォルニア州を中心に既に約2500台のLNG車が運行されているが、現在は主に公共バス、ごみ収集車が中心であり、コンテナ牽引車への導入は世界初の試み。

LNG車はディーゼル車に比べ、NOx(窒素酸化物)を65%、PM(煤塵)を80%削減することができる。

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