LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

安川電機/箱・袋・ビン・缶の整列と積上げ作業ロボット開発

2005年11月03日/未分類

(株)安川電機は11月21日、物流分野での多様なニーズに対応した新形パレタイジングロボット「MOTOMAN-EPLシリーズ」を開発し、販売を開始した。

物流分野は、パレットと呼ばれる商品搬送用の荷台やケースに、米袋やビンなどの搬送物を整列・積み上げて効率よく保管、搬送できるようにしており、この整列・積み上げ動作を行うロボットがパレタイジングロボット。パレタイジング作業は、作業の無人化や効率アップによるコスト削減、増えつづける搬送品種への対応からロボット化が進んでいる。

新形パレタイジングロボットMOTOMAN-EPLシリーズは、可搬重量のアップ(同社比1.2倍)、搬送動作の高速化(同社比1.2倍)、広い動作範囲(クラス最大)等、パレタイジング能力を大幅にアップ(同社比1.44倍=1.2×1.2)している。

また、ロボット先端に装備される搬送物を把持する機構への動力や信号の配管や配線は、従来機種同様ロボットアーム内へ収納することで周囲との干渉をなくし、配管容量も大幅にアップ(同社比4倍)した。パレタイズ能力の向上とロボット周辺との干渉を無くした使いやすさで、物流分野からの多様なニーズに対応する。

主な特長
パレタイジング能力の強化
MOTOMAN-EPL300において、従来機種比で1.2倍の移載速度アップと1.2倍の最大可搬重量アップを行いパレタイズ能力としては1.44倍(1.2×1.2)に向上させた。可搬重量300kgの搬送物を水平移動距離2000mm、上下方向移動距離400mmの条件で1200回/時の移載が可能になっている。

ロボットの各アーム長さを見直すことで、業界トップクラスの整列・積み上げ高さを確保した。1600mm×1600mmサイズのパレットでは高さ2363mmまで可能とし、1300mm×1300mmサイズのパレットでは高さ2624mmまで可能としています。パレタイジング能力の向上で生産性を向上する。

使いやすさの向上
MOTOMAN-EPLシリーズは、ロボットアーム内へエアホースを収納することで周囲との干渉を無くし、ロボット設置や段取り変更に短時間で対応できる。さらに従来機種比で3倍のエアホース収納本数(φ7.5mm6本)と4倍のエアホース総断面積(265mm2)を実現し、重量物の把持や吸引、一度に把持する搬送物を増やした場合にも十分なエア容量を確保している。

搬送物の中は、菓子袋や米袋のように形状の安定しないもの、ダンボール箱のように強度の低いもの、ビンなどのワレ物等、柔らかな取り扱いが必要なものが多く存在している。そのためロボット先端に装備される搬送物の把持装置には、エア駆動のものや吸引など空気圧を多用する点が大きな特徴。一般にエアホースは、電線より太く柔軟性に欠ける場合があり、把持装置までの配管は工夫が必要でした。また配管後もロボット動作時に折れたり、周囲との干渉があり確認作業も必要でした。配管のアーム内収納と配管容量を大幅アップさせたことで使いやすさと生産性を向上する。

問い合わせ
株式会社安川電機
ロボティクスオートメーション事業部
事業企画部
課長補佐:安高博之(アタカヒロユキ)
TEL093-645-7703

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース