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鈴与シンワート/平成18年3月期中間決算短信(連結)

2005年11月20日/未分類

鈴与シンワート(株)の平成18年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

平成16年10月から実施した「Vプラン」の最重要年度として、情報サービス事業は特化技術や特化業務を伸長させ、経常的に取引のできる顧客を増やすことに全力をあげて取り組んでいる。

平成17年7月には(株)エヌ・ティ・ティ・データ、鈴与(株)と同社が出資して(株)エヌ・ティ・ティ・データ・ベルSCMソリューションズ(略称:NBSS)を設立し、営業を開始している。

同時に、同社は第三者割当方式により、エヌ・ティ・ティ・データから1百万株の増資を受けている。

一方、物流事業は「守りから攻め」への転換を図るべく、地の利を生かした文書保管サービス、コストをセーブした商品センターの開設など、柱となる顧客と事業の育成に取り組んでいる。

前年同期には温泉利用宣伝権の除却1億94百万円などの特別損失を計上したが、バブル崩壊後から一部残っていた「負の資産」の整理も前期末までに一段落し、当中間連結会計期末では今期から導入した減損会計による減損対象資産はない。

当中間期ではVプランにもとづく上場株式の売却を実施し、売却益44百万円を特別利益に計上した。

以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は41億73百万円(前年同期比0.1%増)となり、経常利益は41百万円(前年同期は19百万円の経常損失)、中間純利益は66百万円(前年同期は2億円の中間純損失)となった。

なお、当社情報サービス事業においては、お客様の決算期が3月に集中していることに伴い、ソフトウェア開発受託業務の検収時期に季節的変動があり、上半期の売上高および利益が下半期に比べて低くなる傾向がある。

事業セグメント別の概況
情報サービス事業
前年同期にはロジック(株)が平成16年9月末で連結から外れたため、その売上高3億47百万円を含んでいたが当中間期は含まないため、売上高は実質で3億9百万円増、前年同期比16.3%増となった。金融系における信託案件、公共系、ビジネスシステム案件などが好調で、会計業務プロダクト案件も堅調に推移した。

物流事業
物流事業全体の売上高は19億58百万円となり、前年同期比2.1%の増収。陸運事業は、主要貨物であるセメント輸送の出荷量が伸びず、小麦粉(袋物)輸送が堅調に推移し、海上コンテナ輸送も増車により売上を伸ばしたものの、売上高は僅かばかり前年同期に届かず、9億72百万円、前年同期比0.9%の減収。

海運事業は、当中間期においては公共残土積出事業が好調に推移し、また、新規顧客の獲得も寄与したことにより、売上高は5億25百万円、前年同期比11.0%の増収。

倉庫事業は、食品、建築資材等の新規取り扱いを開始したものの、飲料の取り扱い減や倉庫料金の値下げ等があり、売上高は4億52百万円、前年同期比1.2%の増収。

海運事業に付随する商事事業は、引き続きリスク回避のため骨材販売量を減少させたことにより、売上高は8百万円、前年同期比52.2%の減収。

その他事業(省略)

通期の見通し
引き続き「Vプラン」を堅持し、先行投資を極力抑え、財務の健全化(財務体質の強化)と利益率の向上を進める。情報サービス事業は、平成17年11月のエール情報システムズ(株)の営業権譲受による経営統合により、売上高は5億円増加し、経常利益増加要因となるが、営業権の償却等で当期純利益には寄与しない。

物流事業も、原油価格高騰による燃料コスト増大の懸念があり、予断を許さない。経営統合後の新体制で、平成18年3月期の通期業績は、売上高92億64百万円、経常利益2億70百万円、当期純利益1億63百万円を予定している。

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