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トッパン・フォームズ/金属対応ICラベル新製造方法の開発で量産化

2005年11月23日/IT・機器

トッパン・フォームズ(株)は、金属対応ICラベル(13.56MHz帯)の量産化技術(特許申請中)を確立し、安価に提供できる体制を整えた。

通常ICラベルは、水やノイズに強いといわれる13.56MHz帯であっても、金属に直接触れている状態では読み書きができないことが課題。磁性体層などにより金属からの影響を受けないようにすれば、正しく動作することは知られていたが、量産化技術は確立されていなかった。

今回、量産化に成功した同ラベルは、製造工程の全てをロール状の連続方式で行い、磁性体材料をインキ化し薄く(0.5mm以下)塗布することにより、大幅なコストダウンが可能になった。

さらに、連続形状での仕上がりと、薄い磁性体形成によりICラベル自体が柔軟になり、RFID用ラベルプリンターでの連続印字とデータエンコードが容易となった。ICラベル自体のコストダウンと発行時の印字とエンコードが同時にできる運用の利便さを両した。

製品の特徴
1.金属体でもノイズに強い13.56MHz帯の長所を引き出せる。
2.従来の製造方法に比較して、安価に提供。
3.柔軟性に富むため曲面貼付が可能。
4.0.5mmの厚さのため貼付時に目立たない。
5.ロール形状での仕上がりのため、RFID用プリンターで連続印字、同時エンコードができる。

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