トッパン・フォームズ(株)は、封筒と配達記録郵便物配達証(ラベル)が一体化した封書を開発した。
2005年4月より個人情報保護法が施行されたことにより、これまで通常郵便で発送されていた郵便物に関しても、引き受け、配達したことを記録する配達記録郵便の需要が高まっている。
具体例は、各自治体で切り替えが進んでいるカード化された国民健康被保険者証の発送において、今までは通常郵便で行っていたが、配達記録郵便への移行が進んでいる。
これまで配達記録郵便は封筒と配達記録郵便物配達証(ラベル)を別々に準備し、配達証への印字を行って封筒へ配達証(ラベル)を貼付している。このように複雑な工程を要するため、大量一括の受託処理は体制があった。
今回、トッパンフォームズが開発した「封筒と配達記録郵便物配達証(ラベル)が一体化した封書」を専用のプリンターで印字することにより、従来の2倍のスピードで作成が可能となり、大量一括の受託体制が構築できた。
得意先の要望に合わせて、帳票への印字から封入封緘、郵便局への発送代行までのアウトソーシング受託を中心に、初年度5億円の売上げを目指す。