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福山通運/平成18年3月期中間決算短信(連結)

2005年11月13日/未分類

福山通運(株)の平成18年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

引き続き小口宅配荷物のシェア拡大と遠距離・重厚長大荷物を中心とした適正運賃収受という営業方針のもと、翌日配達網の充実のため配送拠点の整備と輸送情報のリアルタイム化を推進するなど、サービスの向上に努めした。

また、輸送品質の向上とコスト削減を継続目標として掲げ、携帯電話を活用したドライバーズシステムの配備や輸送手段の多様化による翌日配達網の拡大に努めると共に、業務の合理化によるコスト削減や運行幹線ダイヤの見直しによる効率化にも努めた。

運送事業
小口化戦略の主力商品である「パーセルワン」、「パーセルパック-400」等の拡販により小口宅配荷物の取扱数量は着実に増加した。また、地域における輸送サービスの向上のため、仙台泉(宮城県)と四国中央(愛媛県)の配送拠点を開設し、ネットワークの充実に努めた。

さらに、小口顧客を対象としたインターネットを利用した出荷支援システム「iSTAR―2(アイスターダッシュ2)」を開発し、新たなサービスを開始した。

こうしたなか、物量確保を至上課題に営業展開をしたが、小口宅配荷物市場は激烈な価格競争により、一般商業荷物の市場は、総貨物輸送量が減少傾向にあるなか業者間の過当競争により、それぞれ運賃水準の低下に改善が見られず誠に厳しい状況で推移した。

流通加工事業
好調な輸出入に支えられ通関事業を中心に増収を図ることができたが、一方では顧客企業のロジスティクス分野におけるニーズが多様化、高度化するなかで、イオン関東RDCを中心にロジスティクス事業の一層の強化を図った。

また、国際貨物の分野は、上海に「福山通運包装整理上海有限公司」を設立し、日本企業に対する営業活動の強化と顧客ニーズにより即した国際物流サービスの開発・支援体制の構築に努めた。

その他の事業(省略)

以上の結果、当中間期の連結売上高は1,236億73百万円(前年同期比100.7%)と増収となったが、連結経常利益は、傭車費等外注費と燃料費の増加並びに社債に係わる諸費用の発生により13億94百万円(前年同期比41.8%)と減益となり、連結中間純利益は、減損会計の適用により土地等の減損損失が99億57百万円発生したことにより71億23百万円の純損失(前年同期は19億28百万円の純利益)となった。

通期の見通し
小口宅配荷物市場でのシェア拡大を基本として一般商業荷物の分野も基盤強化を図り、それに必要不可欠な輸送ネットワーク網の拡充と情報サービスの整備に努める。

また、燃料コストの上昇は、適正運賃の収受を喫緊の課題として取組むと共に、徹底した業務の合理化を図り対処する。

また、ロジスティクス分野は、11月に開設する広島流通センターで、イオン広島RDCを中核に、他の流通センターとリンクした有効活用にも努める。

さらに、近畿・中国・九州間を結ぶ運行幹線の主要拠点を併設し、運行幹線業務の効率化にも努める。

国際貨物分野は、「福山通運包装整理上海有限公司」を中心に中国での営業展開を強化し、国内向け貨物の取扱量の拡大に努める。

一方、今後とも情報システムを活用した業務改善に取組み、事務処理、集配と運行幹線の各業務におきまして無駄を排除し、徹底した合理化を求め、継続したコスト削減に努める。

通期の業績は、連結営業収益2,530億円(前期比1.3%増)、連結営業利益42億円(前期比32.4%減)、連結経常利益40億円(前期比39.5%減)、連結当期純損失55億円を見込んでいる。

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