LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

近鉄エクスプレス/平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)

2006年02月13日/未分類

(株)近鉄エクスプレスの平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

第3四半期の取扱い物量は、航空輸出貨物重量で前年同期比1.1%増、航空輸入貨物件数は同2.3%増となった。海上貨物輸送の取扱い物量(TEUベース)は、輸出で前年同期比21.7%増、輸入でも同28.6%増となり、航空・海上ともに前年を上回った。

日本
日本発の航空輸出貨物は、米国向け自動車関連品の荷動きに前年同期ほどの伸びは見られなかったが、期初より活発な荷動きを維持している欧米向けデジタル家電品の部品・部材などの取扱いが堅調に推移した。

また、一昨年後半から在庫調整などの影響を受けて低迷していたアジア向けの電子部品、半導体部品や液晶関連部材の荷動きが回復基調となり、取扱いも順調に推移した。

原油価格の高騰を背景として導入されている燃油サーチャージは期中において3度の値上げが実施され、その収受差額が原価を押し上げる要因の一つとなり、輸出取扱い重量は前年同期比4.2%増となった。

航空輸入貨物は、通信機器関連品の荷動きがやや低調となったが、半導体、半導体製造装置、コンピュータ関連品、デジタル家電品などを中心とした取扱いが堅調に推移し、期中において欧州発のボジョレーワインの取扱いを行った結果、輸入取扱い件数は前年同期比2.2%増。

海上輸出貨物は、自動車関連の設備、一般機械関連などの大口出荷もあり、取扱いは好調に推移した。輸出取扱い物量は前年同期比37.3%増。輸入貨物は、家電品・ゲーム機・アパレル商品などクリスマス商戦に向けた荷動きに加え、暖房器具など量販店向け冬物商品の荷動きが活発となった。

その他、自動車関連品の取扱いも増加し、取扱い物量は前年同期比32.1%増となり、国内関係会社の業績不振の影響もありましたが、営業収入は93,007百万円となり前年同期比2.9%増となった。

米州
米国発の航空輸出貨物が一昨年からの在庫調整などの影響を受けて、半導体製造装置、通信機器関連などを中心に低調な荷動きとなった。輸出取扱い重量は前年同期比8.8%減となり、航空輸入貨物は、前年同期に発生した港湾混雑による自動車関連品の伸びはみられなかったものの、デジタル家電品の部品・部材、イベント関連品などで順調に推移した。

輸入取扱い重量は前年同期比12.5%増となり、米州全体の営業収入は26,152百万円となり前年同期比3.7%増となった。

欧州・アフリカ
欧州発の航空輸出貨物は一部で精密・工作機械、小型エンジンなど大口出荷の取扱いはあったものの、全般的には低調な荷動きとなり、取扱い重量は前年同期比11.2%減。

航空輸入貨物は自動車関連品、ドイツ経由の中・東欧向けデジタル家電品の部品・部材などの荷動きが引続き活発で、全体としては堅調に推移。輸入取扱い重量は前年同期比2.8%増となり、欧州・アフリカ全体の営業収入は15,472百万円となり前年同期比0.7%増。

アジア・オセアニア
日本向けを含むアジア地域内での航空需要が活発となり、デジタル家電品やその部品・部材などを中心とした航空輸出貨物は堅調に推移した。

輸出取扱い重量は前年同期比4.1%増となり、航空輸入貨物は、一昨年より続く在庫調整の影響を受けて低調となっていた半導体や半導体製造装置、その他電子部品などに期後半より回復基調がみられたものの、全体としては低調な動きとなった。

輸入取扱い重量は前年同期比7.7%減となり、アジア・オセアニア全体の営業収入は63,329百万円となり前年同期比19.9%増。

以上の結果、当第3四半期の連結業績は、営業収入192,242百万円(前年同期比7.6%増)、営業利益6,059百万円(同3.3%減)、経常利益6,510百万円(同0.2%減)となった。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース