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近鉄エクスプレス/9月中間期、海上輸送好調、純利益54.5%増

2007年11月12日/決算

(株)近鉄エクスプレスが11月9日に発表した9月中間期の連結業績は、売上高1431.5億円(前年同期比4.7%増)、営業利益60.1億円(30.5%増)、経常利益65.7億円(37.3%増)、中間純利益39.9億円(54.5%増)となった。

同社の航空貨物取扱物量は、前期から継続している航空輸送から海上輸送への変更の動きに加え、目立った大口貨物や緊急輸送品が見られない状況の中、全体的に減少した。航空輸出貨物取扱重量は前年同期比2.6%減、航空輸入貨物取扱い件数も9.3%減となった。海上貨物輸送は、輸出容積で9.2%増、輸入件数でも5.1%増となり、順調に取扱いを拡大した。

日本では、航空輸出貨物は前期活発な荷動きを見せた自動車関連品や薄型テレビ用部材、アジア向けの電子部品や半導体関連品などが減少し、一部貨物で海上輸送への切替えが進んだこともあり、取扱い重量は3.4%減となった。航空輸入貨物は、通信機器関連品が減少し、取扱い件数は5.3%減。

海上輸出貨物では、電子部品・部材や各種機械を中心に荷動きが堅調に推移し、取扱い容積は3.9%増。海上輸入貨物では、アパレル関連品や自動車関連品などが増加し、取扱い件数で6.4%増となった。

米国発の航空輸出貨物は、前期旺盛だった半導体製造装置等の出荷が減少し、取扱い重量は0.3%減に。航空輸入貨物は、日本発の薄型テレビの部材や自動車関連品が減少し、取扱い件数が6.9%減となった。海上貨物は、輸出容積で2.5%減、輸入件数で1.8%減。

欧州・アフリカでは、航空輸出貨物は既存顧客の出荷の減少、生産拠点の転出・撤退に加え、価格競争の影響を受け、取扱い重量は3.8%減となった。航空輸入貨物は、日本発のデジタル家電関連品が大きく減少し、取扱い件数は10.2%減。海上貨物は、輸出容積で11.8%減、輸入件数で0.1%減となった。

東アジア・オセアニアは、輸出航空貨物がデジタル家電関連品やノート・パソコンなどの好調で取扱い重量3.9%増。航空輸入貨物は、海上輸送への切替えや競争激化の影響もあり、取扱い件数は13.8%減となった。海上貨物は、輸出容積で16.3%増、輸入件数で6.0%増となり順調に拡大した。

東南アジア・中近東では、航空輸出貨物は、エレクトロニクス関連顧客の出荷調整による取扱いの減少や海上輸送への変更などの影響により、取扱い重量は14.9%減。航空輸入貨物では、半導体製造装置などが減少し、取扱い件数で7.3%減となった。海上貨物は、輸出容積で12.5%増、輸入件数で7.1%増と拡大した。

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