ウォルマートの新しい情報担当CIO兼執行副社長ロリン・フォード氏は、同社が発表したリリースの中で、RFID(ICタグ)を始めとする新技術の採用を加速すると強調した。
ロリン氏の前任者リンダ・デリマン氏はリスク管理などを担当する執行副社長に就任した。
ロリン氏は前ロジスティクス/サプライチェーン担当執行副社長で、最近まで3年間、RFID採用に関する実務者組織に属していた。今後、リンダ氏と同様に、RFID推進を継続するとともに、Gen2電子製品コード(EPC)の導入にも力を入れるとしている。
使用するRFIDおよびEPC技術の標準は「EPCGen2」で、旧来の「Gen1」は今年6月末までに使用を停止する。
また、医薬製品向けの「UHFGen2」のタグについては、水や金属の周囲でも情報を読み取ることが実証できたとし、こうした技術の採用についても積極的に取り組んで生きたいとしている。(翻訳)