アイログ社は、フランス国営鉄道SNCF傘下の貨物輸送会社SNCF Fretが、同社のIT刷新の一環としてILOG JRules（以下：ILOGJRules）を利用し、新見積システムを開発したと発表した。
SNCF Fretは、アイログのBRMS（ビジネス・ルール管理システム）製品群の主要製品であるILOG JRulesを採用することにより、国内外の運送管理業務を対象とした見積作成ポリシーの簡素化と自動化に成功した。
これにより、年間18億2千万ユーロ（約2千630億円）の売上を経常する同業務にかかる請求処理コストを20％節減した。
鉄道で積荷を運ぶ場合、料金決定には季節性、貨車の種類、地理的条件、積荷の種類、リード・タイムなど、多様な要素が関わる。こうした複雑さに加え、SNCF Fretには1万3千をこえる顧客それぞれの個別要件があり、営業担当者はこれに沿って見積りを提出しなければならない。
しかしながら同社の料金表は15年以上前のメインフレームに保存されていたため、見積作成ポリシーの変更は時間のかかる複雑な作業となっていた。
また、この料金表はExcelのような表を使用し手作業で管理していたため、エラーを発生しやすいものだった。
今回SNCF FretはILOG JRulesを活用し何万件というビジネス・ルールを一元管理することで、見積の精度を高めた。
これにより営業担当者は、顧客特有の事情に合わせた見積もりを作成できるようになったほか、より詳しい見積を容易に作成できるようになり、ILOG JRulesにより柔軟性が備わり、ルール変更が
容易かつ短時間でできるようになった。
問い合わせ
アイログ（株）
マーケティング・スペシャリスト豊原正也
〒102-0075東京都千代田区三番町24-14YS三番町ビル3F
TEL03-5211-5770
mktg@ilog.co.jp
