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商船三井/自動車運搬船航行不能

2006年07月31日/未分類

(株)商船三井は、7月24日にアリューシャン列島南方海上で航行不能に陥った、同社運航の自動車運搬船“COUGARACE”(クーガーエース)は、依然として、船体が傾きながらも安定して浮揚している。

本船の近くで、監視を続けているUSCG(米国沿岸警備隊)の巡視船によれば、燃料油の漏洩が生じている兆候はなく、貨物を一刻も早く救助できるよう曳航船をシアトルから急行させている。

一方、ダッチハーバーからはサルヴェージ技師を乗せたタグボートも現場に向かっており、現状の調査と曳航に向けた船体姿勢の復旧計画の策定にあたらせる。

一方で、救助された乗組員から状況を聴取し、航海中に突然傾斜が生じた原因を特定するための調査を続けている。

傾きは、バラスト水(船体の姿勢と安定を保つため船内の専用タンクに積む海水)を、入れ替え調整するための作業中に起きたもの。(タンク内の海水を排出してから新たに注水する操作)

その原因は、作業の過程で、船底部にあるタンクの海水を誤って排出し過ぎたために一時的に復原力が不足し、折からのウネリに乗って緩やかに横揺れしていた本船が一気に傾き、横転したものと考えている。

積載荷物は、マツダ(株)の北米向け輸出車両4700台。車種は約60%がMazda3で、約30%がMazdaCX-7。これらの車両はカナダのバンクーバー港、そして米国のタコマ港、ワイナメ港へと向かう途中であった。

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