LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ワールド・ロジ/平成18年6月期業績予想、純利益下方修正

2006年08月17日/3PL・物流企業

ワールド・ロジ(株)は、平成18年6月期の連結業績予想を、当期純利益が53.2%減の220百万円に修正した。

同社では、機能充実のためM&Aを含む業容の拡大を行っており、今回グループは不採算部門の整理、重複する資産の除却などを積極的に行うことにより、将来的な負担を軽減すべく行った。

主な内容は、固定資産除却損370百万円(うち機械および装置110百万円、ソフトウェア240百万円)で、構造改善費用710百万円(うち(株)南王リストラ関連120百万円、事業整理関連530百万円)となっている。

平成18年5月19日発表した、子会社である(株)南王との重複する物流関連ソフトウェアとトラックなどの固定資産を除却した。

買収時、南王は過剰な資産、人員および不採算部門を有しており、買収時は経常損失を計上した。そのリストラクチャリングを計画通り進めており、当該事業所等の整理が前倒しで進捗している結果、平成18年6月期に損失計上することが妥当であるとの判断から現段階で判明しているリストラ関連費用を当該年度に処分損失を計上した。

加えて、新規事業に関する調査並びに開発を逐次行っており、新年度を迎え、組織のスリム化やグループ企業の合併などを行った結果生じた損失、現段階では採算が見込めないと考える事業の整理を行い、それに伴って生じた資産の処分損失を計上している。

そのような理由により当期純利益の修正した。

なお、平成18年5月19日に開示した固定資産売却益187百万円は、監査法人と協議の結果、取得時連結において暫定的に計上していた全面時価評価法の公正な評価額を修正した上で処理している。

よってこの度の固定資産売却益については、全額連結調整勘定の戻入れとして処理している。

また、平成18年6月期の個別業績予測は、売上高24.4%減の9,000百万円、経常利益37.9%増の750百万円、当期純利益90.7%減の30百万円に修正。

主な要因は、売上高面では不採算事業の撤退や事業整理等に伴い行ったことによるもの。具体的には卸売業者から新規受注した流通支援サービスをロジスティクス・コンサルティングサービス事業売上ならびに3PL事業売上として当初見込んでいたが、需給量に見合わない状態で推移し、当該クライアントと調整を続けた結果、一部事業を撤退した。

それに伴う売上高減に加えて、同社グループにて業務を請負う場合、個別での業務受託が効率的と判断したものがある。

その結果、子会社にてクライアントと直接契約を締結したものもあり、連結業績予想は変更しなかったが、個別業績に影響を及ぼしたもの。

今後も個別案件では、グループ子会社が直接契約を締結していく場合があり、より独立採算的な動きとなりますが、難易度の高い総合的な流通ソリューションの提案が必要な場合は、同社が中心となり業務の分配を行っていく。

今後も継続的にコンサルティング業務を中心とした3PL事業の営業を展開し、売上高につきましても回復する予定。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース