アストモスエネルギー（株）と新日本石油（株）は、ことし4月のアストモス発足に伴い、これまで個別に締結していたＬＰガスの物流業務協力に関する契約を一本化した。
併せて、従来の業務協力範囲にとどまらず、更なる効率性の追求、質的向上を図っていくため、物流業務協力強化を検討するとして、基地の統廃合（輸入基地および2次基地の統廃合）を検討し、物流合理化・効率化を図る。
また、相互に在庫を融通し合い、経済的な在庫水準の維持に努め、備蓄コストの低減を図るとともに、ことし4月に施行された改正省エネ法に対応し、両社で更にきめ細かい物流合理化に取組み、輸送にかかわる省エネルギーを推進するとしている。
さらに、地震等の災害発生による緊急時において、両社の出荷基地の供給機能が停止した場合、速やかに相互支援ができる体制を構築し、安全管理、品質管理の更なる向上策を検討し、安定供給とトラブル防止に努める。
従来の物流業務協力は、ＬＰガスの交換（年間交換数量約40万トン）、輸入基地の相互利用及び共同運営、2次基地の相互利用及び共同運営、国内輸送機関の相互利用など。
アストモスエネルギーは、三菱商事（株）と出光興産（株）との液化石油ガス（LPG）事業分野での統合を目的とした合弁会社で、三菱液化瓦斯（株）を存続会社として出光興産の100％子会社である出光ガスアンドライフ（株）と合併し、設立した。
