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ゼロ/平成18年6月期決算短信(連結)、減収減益

2006年08月24日/未分類

(株)ゼロの平成18年6月期決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

自動車メーカーや中古車関連事業者各社からの輸送料金引き下げ要請は依然として強いことも車両輸送業界の経営を圧迫する要因となっている。同社グループはこのような厳しい環境のなかで収益を向上させるべく、既存ビジネスである輸送事業の拡大に取り組んできたが、主要顧客である日産自動車(株)の国内新車販売台数が前連結会計年度を大きく下回った(当連結会計年度ベースで約10%減)ことなどにより同社向けの輸送と整備売上が大きく減少した。

この落ち込みを埋めるべく他の輸送の獲得を図りましたが、挽回するまでに至らなかった。

車両輸送関連以外では、カーセレクション事業と一般貨物輸送事業の売上高が、積極的な顧客の取込により堅調に推移した。

事業戦略の一つでもある新規ビジネスの開拓は、一般貨物輸送事業拡大施策の一環で平成18年4月に(株)九倉の株式を100%取得、また同月に人材派遣大手の(株)フルキャストと合弁でドライバーを専門で派遣する(株)フルキャストドライブを設立した。

以上の結果、売上高は512億5百万円(前年度比1.3%減)、経常利益は10億34百万円(36.0%減)、当期純利益は4億26百万円(42.4%減)となった。

事業別の状況
a.車両輸送関連事業
新車輸送は、日産自動車の国内販売が不調であったことにより、日産自動車関連の新車輸送台数が大きく減少した。また、輸入車も国内販売が伸び悩んだ(対前連結会計年度98.3%)こともあり落ち込んだ。

新車以外の輸送は、マイカー輸送の取り込みは順調だったが、競争の激しい中古車オークション関連の輸送を伸ばすことが出来ず、全体として落ち込む結果となった。

車両整備は、日産自動車と輸入車の国内販売が不調で、納車前整備が落ち込みとなった。

以上のような結果、売上高は479億57百万円(2.7%減)となった。

b.カーセレクション事業
大手リース会社への出品増の働きかけや新しく稼動したweb入札システムによる会員増により売上高は10億97百万円(7.3%増)。

c.一般貨物輸送事業
家電配送以外の貨物の輸送を積極的に取り込み、売上高は21億50百万円(38.7%増)。

平成17年8月には東京証券取引所第2部に株式上場をした。これを機に、MBO以降の大命題であった社内の構造改革も引き続き継続し加速させていく。

次期の見通し
同社グループは、ディーゼル車の規制強化や燃料代の上昇など外部環境の変化によるコストアップ要因を合理化と効率化により吸収する一方、売上の拡大により安定した収益を確保し、平成19年6月期の業績の見通しは、売上高は571億円、経常利益は11億円、当期純利益は6億円を見込んでいる。

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