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住友倉庫/遠州トラックを公開買付け

2006年08月30日/未分類

(株)住友倉庫は8月29日、遠州トラック(株)の株式を公開買付け(TOB)による取得を決めた。

住友倉庫は、「物流と不動産のソリューション・プロバイダー」として、顧客の新たな価値創造を物流面からサポートするとともに、長期的視点に基づく良質な不動産開発を推進している。

特に物流事業は、顧客基盤の拡大、配送センター業務の強化、中国・東南アジアをはじめとした海外ビジネスの拡充などを重点戦略に掲げ、収益の拡大、企業価値の最大化に向け取り組んでいる。

遠州トラックは、静岡県を基盤とする陸運会社として、優良顧客を数多く有し、地域に密着した効率的経営を強みとし、事業領域、顧客層において住友倉庫と補完関係にあるほか、中国においても着実に営業基盤を拡充している。

住友倉庫は、遠州トラックとのシナジーについて慎重に検討を重ね、両社の協働は双方の企業価値向上に資するものであると判断し、遠州トラックの大株主の賛同のもと、株式を取得するため、公開買付けを実施することとした。

本公開買付けを契機に、住友倉庫グループは配送センター業務に不可欠な陸運部門の強化、中部地区の優良顧客層への事業展開が図れる他、両社グループ物流機能の一層の充実による新規顧客の獲得や、中国事業と日中間一貫輸送の更なる拡大などを期待している。

公開買付けにあたり、遠州トラックの大株主である(有)スリーナイン、豊田弘子氏、豊田慶造氏、相原薫氏から、それぞれが所有する対象者株式のうち合計4,072,580株(所有比率53.97%)について、本公開買付けに応募する旨の内諾を得ている。

また、遠州トラックは、8月29日開催の取締役会において、本公開買付けに賛同する旨を決議している。

本公開買付けが成立した場合、遠州トラックは連結子会社となる見込みで、ジャスダック証券取引所での上場しているが、公開買付けが成立した後も、引き続き上場を維持する方針としている。

公開買付期間は、平成18年8月30日から9月19日までの21日間で、買付価格は、1株につき1,250円。買付予定株式総数は4,527,600株で、買付後所有比率は60.00%。

公開買付けの概要
対象者の概要
商号:遠州トラック(株)
主な事業内容:一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫事業及び不動産事業
設立年月日:昭和40年8月16日
本店所在地:静岡県袋井市木原627-3
代表者:代表取締役社長澤田邦彦
資本の額1,284,300千円
発行済株式総数7,546,000株
大株主構成及び持株比率:(有)スリーナイン24.45%、豊田順介17.50%、豊田慶造4.40%、豊田弘子3.33%、(株)袋井倉庫3.12%、澤田邦彦2.60%、遠州トラック従業員持株会2.49%、商工組合中央金庫2.24%、(株)静岡銀行1.64%、(株)三井住友銀行1.60%

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