日本通運（株）は「改正省エネ法」で荷主企業へ報告が求められているCO2排出量を算出するソフト「ココCALC！（ココカルク！）」を（株）日通総合研究所と共同で開発した。
「改正省エネ法」では荷主企業についても物流におけるCO2の排出削減を求めており、3つの算出方法（燃料法・燃費法・改良トンキロ法）のいずれかによるCO2排出量の算出の取り組みは、荷主企業にとっても負担になっている。
「ココCALC！（ココカルク！）」は荷主企業の負担を軽減するために開発したもので、日々の出荷データからCO2排出量を「改良トンキロ法」で算出できる。
また、輸送モードを変更して算出シミュレーションも可能で、排出量削減の着眼点を見つけることや、モーダルシフトの効果を認識することにも役に立つ。
システムは、出荷実績をもとに、利用する輸送手段と全国市区町村間距離からCO2排出量を算出し集計する。日別・月別、または出荷先都道府県別などの集計も可能。
すでに同社の物流サービスを利用のお客様は逐次利用が可能だが、同社以外の物流事業者利用の場合でも、物流データ（出荷日、どこから、どこへ、輸送モード、重量）の提供を受け、10月から有料で算出・集計する。
問い合わせ
日本通運（株）
e-ロジスティクス部：酒井
TEL03-6251-1206
