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福山通運/平成19年3月期中間決算短信(連結)

2006年11月13日/未分類

福山通運(株)の平成19年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は、下記の通り。

一般商業荷物への取り組みを強化するなかで、引き続き適正運賃の収受と輸送品質の向上を営業の基本方針に掲げ、特に、運賃是正は、適正重量の収受など基本に徹した取り組みを強め、運賃の見直しを図った。

輸送品質の向上も、翌日配達網の拡大のため配送拠点の整備や物量の変遷にマッチした輸送幹線ルートの選択に努め。不採算業務の改善や徹底した業務の見直しを実施し、人件費を始めコストの削減にも注力した。

以上の結果、当中間期の売上高は1,262億65百万円(前年同期比2.1%増)となった。経常利益は、燃料費の増加や駐車対策に係る費用の発生をみたが、人件費の削減や金融収支の改善などにより13億94百万円(0.0%)となり、中間純利益は、前中間期と同じく減損損失の発生により46億77百万円の純損失。

事業別の概況
運送事業
輸送量は期初の計画をほぼ達成することができたが、運賃収受率は、過激な競争の続く小口宅配荷物の市場では依然として低下傾向は止まず、一般商業荷物も、下げ止まりの様相は見えてきたものの期待していた回復感には程遠く、引き続き期後半への課題として持ち越すこととなった。

輸送ネットワークの拡充整備を図るため、石巻(宮城県)、矢板(栃木県)、東久留米(東京都)の各店に続いて神戸中央支店(兵庫県)をオープンし、きめ細かい輸送サービスの提供に努めた。

また、9月より企業間における中ロット荷物等を対象にロールボックスパレット単位で輸送サービスを提供する新商品「スペースチャーター便」の輸送を開始した。

以上の結果、営業収益は1,155億88百万円(1.6%増)、営業利益は8億64百万円(33.7%減)。

流通加工事業
企業の物流の合理化・効率化に支えられた3PL事業は成熟期を迎え、競争は激化し料金は低下傾向にあるが、好調な輸出入業務に支えられ、通関や荷物の保管・加工部門を中心に堅調に推移した。

また中国からの一貫した国際物流サービスの開発や支援を図り、新たな顧客の開発に努める一方、既存施設の稼働率の向上に努め、収益の改善を図った。なお、9月下旬にはロジスティクス施設を備えた神戸中央支店が開設した。

以上の結果、営業収益は59億32百万円(110.1%増)、営業利益は5億19百万円(8.3%増)。

その他事業(省略)

通期見通し
得意とする一般商業荷物に対する営業活動を強力に推し進めるため、引き続き輸送ネットワーク網の整備に努め、新たに発売しました「スペースチャーター便」の拡販を通して、今まで空白分野となっていた車扱い荷物の部門にも営業を展開する。

高止まりを続ける燃料コストの運賃への転嫁は困難を極めているが、引き続き適正運賃の収受や最適運行への取り組みを強化し、業務の効率化にも努める。

ロジスティクス分野は、新たに神戸中央支店のロジスティクス施設を活用しサービスの強化を図るとともに、国際貨物の分野におきましては、「福山通運包装整理(上海)有限公司」の営業拠点の整備を図り、中国からの国内向け輸送貨物の拡大に結び付ける。

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