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東部ネットワーク/平成19年3月期中間決算短信

2006年11月15日/未分類

東部ネットワーク(株)の平成19年3月期中間決算短信の経営成績は、下記のとおり。

全国ネットワーク網を強化するため、各地に所在する石油輸送営業所に一般貨物輸送を加えた複合輸送体制に切り替えてその拠点とし、本社にIT化した総合配車センターを立ち上げ、受・発注業務を一元化し、荷主との物流の情報交換を円滑に行えるシステムにした。

さらに長年にわたり培われた危険物輸送のノウハウを、一般貨物輸送の分野に応用し、夏型・冬型の季節需要期に即した繁閑差対応と輸送品質強化を行い、同業他社との差別化を積極的に推し進めた提案を行ったところ、荷主の高い評価を得ると同時に、来春からの新規大型元請受注にも成功した。

昨年11月に関西経済圏で、2拠点を設け進出した事業も、東西交流の促進、大型化、自家給油所の設置等々努力した結果、徐々に貢献できる体制となった。

新規受注により営業拡大した現海老名営業所が狭隘化したので、仮称新海老名輸送基地(神奈川県海老名市:5,885㎡)の用地を取得し、今期中の竣工を目指し着工した。

以上の結果、売上高は、株式上場後(平成11年11月)最高の売上げを記録し、前年同期比975百万円(25.8%増)の増収で4,752百万円となり、4事業部門のすべての事業で増収となった。

営業利益は、新規事業による設備投資と環境対応投資に係る諸費用等の増加により、266百万円(19.9%減)となり、経常利益は、286百万円(18.4%減)。特別利益23百万円を計上し、中間純利益は、177百万円(13.1%減)となった。

事業別の概況
貨物自動車運送事業
バルク輸送部門の石油輸送は、引き続き燃料費の高騰による買い控えや、産業用燃料も転換への兆しが見え始め、セメント輸送も、官公需の減少を民需が下支えする状況になったので、共に輸送量が減少し減収となった。

一方で化成品輸送は、原材料の輸入が増加しているので、輸送量が増加し増収。

清涼飲料、びん・容器輸送のうち、清涼飲料輸送は従前からの関東圏の輸送に加え、前下期から元請けとして東海、北陸、信越地域の輸送範囲を拡大し、びん容器輸送は関西圏に新規荷主を獲得できたので、共に輸送力を増強し大幅な増収。

その他輸送部門は、小型車が中心で、一部の荷主から合理化要請があり減収。このような結果、関連業務の荷役作業も含め当事業の売上高は3,058百万円(14.6%増)。

不動産賃貸事業
各種賃貸施設のうち、自社施設は各施設ともフル稼働に加えて、旧千葉施設も通期稼働したことにより前年同期比3.0%増となり、借上施設も、新たに加わった厚木物流センターが稼働したので前年同期比42.4%増となり、当事業の売上高は497百万円(16.1%増)。

商品販売事業、その他事業(省略)

通期の見通し
同社清涼飲料輸送部門の荷主による物流業者の再編が平成19年1月から実施されることになり、懸命な受注活動と体制強化によって輸送量・輸送地域が大幅に増加拡大する契約更新ができたので、この事業に戦略的投資を実施し、万全な体制作りを行う。

加えて燃料費の節減対策や運行管理全般にわたる強化策としてデジタルタコグラフを全車両に取り付けるとともに、ISO14001:2004の認証取得を目指す。

今後も3PL事業(物流の一括受注)の推進と既存荷主との取引深耕により事業の成長を加速し、通期の業績の見通しは、売上高を9,036百万円(10.4%増)に、新規設備投資等が加わるので経常利益は601百万円(1.1%増)、当期純利益は371百万円(0.8%減)にそれぞれ修正する。

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